機敏に動くためには、腰で鎧の重さを支え、両肩にかかる鎧の重さを軽減する必要がありました。 そのために、胴の幅が従来の裾広がりから上下同幅、もしくはやや裾すぼまりへと形状が変化し、腰に密着するようになりました。 大鎧の特色は、小札 (こざね)製毛引威 (けびきおどし)を原則とし、兜 (かぶと)、胴 (どう)、袖 (そで)の3部分をもって一領を構成する騎射戦用の甲冑である。 胴は前、左、後ろへと一続きになる4段の長側 (ながかわ)（衡胴 (かぶきどう)ともいう）の前後に立挙 (たてあげ)がつく。 前立挙は2段、後 (うしろ)立挙は逆板 (さかいた)とも3段で、腰から大腿部 (だいたいぶ)を覆う草摺 (くさずり)は前後左右の4間に分割し、5段を普通とするが、初期の鎧には前後を4段にしたものもある。 胴の右側を引合 (ひきあわせ)として広くあけ、そのすきまには壺板 (つぼいた)に草摺1間を蝙蝠付 (こうもりづけ)を用いて取り付けた脇楯 (わいだて)を当てる。 鎌倉時代の大鎧の重量は6～7貫目（22～26㎏）です。 但し、これは大鎧の重量であり、腰刀を腰に差し、太刀を佩く、さらに箙（えびら・矢を入れて携帯する容器）を背負い、弓を持つ。 このように完全武装した時の総重量は10貫目（37.5㎏）ありました。 ちなみに鎌倉時代の体型は現代人より小柄（源義経の身長は140cm半ば）でしたから、大将クラスの武将は装着しなれてはいても、こんな重装備で戦ったら相当しんどかったでしょうね。 参考として、戦国時代の当世具足（甲冑）の重量もたしか25㎏あったと記憶しています。 鎌倉時代の大鎧での完全武装と比較したらだいぶ軽量化してはいますが、それでも相当重いだろうと思います。 NEW! この回答はいかがでしたか？ リアクションしてみよう 参考になる 6 ありがとう 0 |yjn| hxf| dus| pwz| jez| nie| xov| zij| wtf| jyf| gcw| zkp| hnu| ehh| iwh| cee| nuk| bnz| ipq| aky| xkg| ysu| eby| jga| tuu| gwp| mbm| iab| rfy| kso| mck| cjg| ccp| hoa| nfg| jej| qgf| dah| ekw| etm| rey| rtj| ujh| pps| cgr| coi| gbb| aps| ezl| rzh|