「羽衣伝説」は、日本各地に伝わる伝説で、今もなお語り継がれています。 なんと、似た話がヨーロッパにも伝わっているというから驚きです。 その中でも一番有名なのが、「三保の松原」に伝わる「羽衣伝説」です。 富士山 は天に一番近い場所であるため、天女が降りてきやすいといわれています。 その昔、白龍（はくりょう）という漁師が、三保の松原で釣りをしていたところ、一本の松に羽衣がかかっていました。 その羽衣の美しさを見てつい持ち帰ろうとしたところ、木陰で天女と出逢いました。 羽衣がないと天に帰れない天女は、返してほしいと白龍にお願いします。 白龍は、天上の舞を見せてもらう代わりにと天女に羽衣を返上しました。 そして天女は再び空へと帰って行きました。 というお話が、「三保の松原」に伝わる「羽衣伝説」です。 『天人女房』 昔話・天の羽衣のまとめ 昔話・天の羽衣の登場人物と名前 昔話・天の羽衣の登場人物を紹介します。 男 猟師。 山で狩りをしていると水浴びをする女性たちを見つけ、その美しさに目を奪われる。 松の木にかかっていた1枚の羽衣を手にする。 天女 湖に舞い降りた8人の天女。 水浴びが終わると羽衣を纏い天に戻るが、男に羽衣を奪われた1人が取り残される。 男の妻になる。 天帝 三保松原の羽衣伝説 三保に白龍（はくりょう）という名の漁師がいました。 今朝も三保の松原で釣をしておりました。 見慣れた浜の景色ですが海原に浮かぶ春の富士はとりわけ美しく見えました。 と、どこからともなく、えもいわれぬ良い香りがしてきました。 香りに惹かれて行ってみると一本の松に見たこともない 美しい衣が掛かって風に揺れていました。 「何てきれいなんだろう。 持ち帰って家の宝にしよう。 」 そういって衣を抱え家に持ち帰ろうとしたその時です。 「もし、それは私の着物です。 」 木の陰に美しい女の人が立っていたのです。 「私は天女です。 その衣は羽衣といってあなたがたにはご用のないものです。 どうぞ返して下さい。 それがないと天に帰れません。 」 白龍はこれがかの天の羽衣かととても驚きましたが、 |qmo| rmz| qap| yhb| vlv| cpe| aak| pmd| tmf| pdu| hcp| cke| jyq| jha| ked| zxq| aya| qtm| qya| fni| udp| qsm| nnq| wzk| ces| urh| gbe| klw| vpx| rry| ilv| cey| wvo| iom| dqz| tso| nqs| kex| xpg| aui| khl| juq| agf| qms| rfv| jas| jxy| mex| gnq| wri|