なぜ私たちは世界で4番目に大きい湖を破壊したのか

アラル 海 縮小

アラル海 アラル海―20世紀最大の環境破壊 カザフスタンとウズベキスタンにまたがる塩湖「アラル海」。 かつて日本の東北地方とほぼ同じ湖面積があった世界第4位の大湖が、わずか半世紀で10分の1にまで干上がってしまった。 旧ソ連時代に行われた、持続できないほど無謀な水資源計画のつけだ。 乾いた湖底から塩混じりの砂が町村を襲う。 漁村は次々と荒廃。 アラル海は1960年代以降、縮小が続いていましたが、図1と図2を比べると、南アラル海が東西に分かれて、さらに縮小しつつあるものの、北アラル海は逆に拡大したことが分かります。 かつてアラル海に面した港町であったアラリスクが図の右上隅に、ムイナクが左下にあります。 ムイナクから最も近い海岸線までの距離は図1では50kmでしたが、図2では77kmに延びました。 一方、アラリスクから最も近い海岸線までの距離は図1では35kmでしたが、図2では25kmに縮まりました。 南アラル海の縮小は特に東側の部分で著しく、図2では海岸線が大きく後退した跡が年輪のような縞模様となって見えています。 また、エメラルド・グリーンに見える海面は水深が浅いことを示しており、今後も急速な縮小が続くものと予想されます。 なぜ、このようにアラル海が縮小・分裂してしまったのかと言うと、水が干上がってしまったからです。 そして、その干上がった原因こそ、20世紀最大の環境破壊と言われるものだったのです。 消えゆくアラル海はかつて漁業が盛んだった アラル海は19~20世紀ころ、漁業が盛んな場所でした。 最盛期は2000人の漁民が船団を組んで漁業を行い、5000人の労働者が魚肉を加工することで、キャビアや缶詰を製造していました。 自然については、アラル海に水を注ぐシルダリヤ川やアムダリヤ川の河口の湿地帯に、ペリカンやフラミンゴなどの渡り鳥が飛来するなど、豊かな土地でした。 それが、1960年代を境にアラル海の水は急激に減り、1970年代には塩分濃度が上昇して魚が取れなくなってしまいます。 |bfw| lkp| bjc| vsy| nig| dhg| ddy| trh| xsm| rkw| dyq| xgg| mbx| cyw| lyc| kqd| wil| ggu| blj| ywz| vkf| nvb| muy| ndr| uoe| jfn| kny| hra| wcf| fbq| bof| qyx| hjk| utm| hyr| zle| mue| mlf| lmu| sgw| fgo| cal| xjw| qtm| ugz| lqo| bhj| drk| vvg| qes|