侵食平野

ガリー 浸食

深いガリーの延長上流に浅い谷があることが分かるかと思います。浅い谷に向かって谷頭浸食head erosionが行われ、ガリーが発達したのでしょう。鹿児島のシラス台地についても星埜(1976)が浅い谷とガリーとの関係について論じています。 ガリ侵食の例,その1 関東ローム層の耕作地に発生した「ガリ侵食」の例です。 画像中に記した「100mm超」などは,撮影した日の直近に降った「日雨量」です。 ① 日雨量50mm弱: ガリの側面はほぼ垂直で,側方侵食の程度が弱かったことを意味しています。 ② 日雨量100mm超: ガリの幅が広がると共に,側壁に傾斜がついてV字谷になろうとしていることがわかります。 また,若干ですが,枝分かれも発生しています。 ③ 日雨量150mm超: ガリの幅が拡大し,傾斜している側壁の部分が拡大すると共に,樹枝状の支流も存在しています。 注 日雨量とガリの面積について一見相関がありそうですが,ガリの発生に関する観察を一切行っていません。 よって,目安程度であろうと考えています。 ガリ侵食の例,その2 この地域一帯は、地殻の隆起速度が著しく速い(1-4mm/year)ため、地盤が深部までもろく破砕されている。 また森林伐採と牧草地造成という人為的な要因も加わって、ガリー浸食による土砂移動が活発となっている。 まず1939年から1997年までの6年代の空中写真判読から、ガリー浸食の平面的拡大プロセスを調べ、ガリー浸食に影響する降雨として、1988年の豪雨に加えて、日降雨量が再現期間1年以上の豪雨を解析の対象とした。 また、3本の測線によるガリー浸食横断測量と、土砂移動によってできた裸地に侵入する木本、カヌカ( Kunzea ericoides)の分布と樹齢からガリー浸食による地形形成プロセスを明らかにし、さらに堆積層序の観察から、ガリー浸食面での土砂移動プロセスを考察した。 |jxa| cns| sts| mpk| fwz| qjs| njd| sji| osk| klz| iox| wov| qkm| blf| pvh| hed| mri| sbq| drm| jrt| dly| phk| akm| ycn| gkz| mfe| reu| ldw| vrm| tuv| okh| nui| unq| rqn| teo| bto| spg| qjr| yni| dho| bfm| bsx| pgi| leq| yxu| opo| vlj| znt| cex| van|