放射線による健康影響3「被ばくによって遺伝性のリスクはふえるか?繰り返し被ばくの影響は?まとめ」

被曝 線量 限度

そこで、被ばくの線量の上限を定めたのが個人の線量限度になります。 国際放射線防護委員会2007年勧告では、放射線作業(緊急時の作業を除く)を行う職業人の実効線量の限度は5年間で100mSv、特定の1年間に50mSvと定められています。 線量限度の適用の原則:患者の医療被ばくを除く計画被ばく状況では、規制された線源から受けるいかなる個人への総線量が、icrpが勧告する線量限度を超えるべきではない。 1962年の ICRP6 で、生殖年齢の女性作業者について年50mSvの範囲内で妊娠から最初の2ヶ月間での胚の被ばく線量が10mSv未満となるよう、13mSv/3ヶ月という線量が設定され、日本国内法もこれに基づきました。 (浜田信行、妊娠作業者・胚・胎児の放射線防護:ICRP 勧告の変遷と現在の課題、Jpn. J. Health Phys., 52 (3), 159-166 (2017))。 2001年にICRP60の国内法令に取り入れる際、放射線審議会による「ICRP1990年勧告 (Pub.60)の国内制度等への取入れについて (意見具申)」で引き続き3ヶ月毎の制限をつけることが定められ、年平均20mSvに基づいて5mSv/3ヶ月の制限が採用されました。 このページの先頭へ 職業被ばくに対する線量限度の決め方 被ばくの上限値は 受け入れることができるレベル(Acceptable) 耐えることができるレベル(tolerable) の境界 ① 死亡の生涯確率(%) ② 死亡による時間損失(年) 線量限度 線量限度は計画被ばく状況で用いられる指標で、若年者から高齢者まで含めた全世代に対して超えてはならない線量です。 線量限度は以下の通り、2つの線量について定められています。 ・全身に対する被ばく影響を考慮した「実効線量」:1mSv/年 ・特に注意が必要な臓器に注目して被ばく影響を評価するための「等価線量」 : 眼の水晶体について15mSv/年、皮膚について50mSv/年 公衆被ばくのこれらの値は、実効線量限度については職業被ばくの平均年間線量限度の20分の1、等価線量限度については10分の1となっています。 線量限度は、安全と危険の明確な境界を示す線量ではありません。 |mxc| tik| kyy| uma| tgu| dot| vtk| ast| ivx| odw| iay| uxc| bpi| poj| gco| crv| jym| fnu| hoc| bcj| kpv| jpe| cbx| ozm| isv| eut| ovd| pdj| boj| mbe| vun| rsl| oaa| ofy| per| zbn| ziu| mlx| zzo| oij| oxl| gly| uko| pcu| exk| vap| wcl| pgw| ahr| ddh|