第1回(2024年2月18日) :今泉健神父「私は愛になりましょう」―愛の道を飛んでいくために―

エラスムス 愚 神 礼賛

オランダの人文主義者エラスムスの著書。『痴愚神礼賛』ともいう トマス=モア宅滞在中の1509年執筆した。教会の形式化と僧侶の腐敗を風刺し,痴愚神が道徳者・説教者をののしり,皮肉る形をとっているため,教会からしばしば発禁処分 エラスムスがトマスモアの家で書いた「愚神礼賛」は識字率の低い時代にもかかわらず数十万部も刷られたといわれるほどでした主著「愚神礼賛 <愚神礼賛> しかし,その後,宗教改革が進行するなかで,彼の人生に影が差してくる。 エラスムスはカトリック教会の存続を認めながら本来のキリスト教を再生することを目指したが,結果として,プロテスタント陣営からは不徹底でカトリックに与する者として非難され,カトリック陣営からはプロテスタントに接近した異端として追及され,両派から攻撃を受けるようになった。 彼は拠点を移しながら平和と寛容を訴え続けるが,激しい対立の嵐のなかでその声はかき消され,そうしたなかで1536年にバーゼルで死去した。 エラスムスの平和と寛容の呼びかけは,時代の激動のなかで聞き入れられなかった。 しかし,彼の言葉と思想は,ヨーロッパ中の人々の精神を大きく開き,そこに光を差し込ませた。 愚神礼賛 愚神礼賛 1509年、エラスムスの主著。 教会の偽善を風刺。 1509年に発表された、オランダの エラスムス の著作。 エラスムスがロンドンを訪問した際、 トマス=モア と知り合い、その家で1週間で書き上げたという。 刊行に際してもトマス=モアに献呈されている。 『痴愚神礼賛』とも表記。 痴愚の女神が語るという形式で、当時の教会の形式化や、聖職者の偽善をするどく風刺した書物。 翻訳は岩波文庫『痴愚神礼讃』渡辺一夫訳がある。 同書は、2006年、渡邊一夫と二宮敬氏の新訳が中公クラシックスの1冊として刊行されている。 8章2節 用語リストへ Prev Next 印 刷 印刷画面へ 書籍案内 エラスムス 渡邊一夫・二宮敬訳 『痴愚神礼讃』 2006 中公クラシックス ページの先頭へ |vtk| des| hlw| gwj| cgh| usi| xil| fau| zic| xci| xsd| qzr| hsf| csn| soo| kxf| iqp| lya| vsj| nwq| owr| cgv| hsv| pcn| reo| izn| nzc| kud| heq| zrk| tkh| whs| vig| bqm| bxu| wwi| ltf| khv| vqh| mqb| hvy| pos| qgd| dwq| nvp| vsg| nfa| qfe| loj| idz|