EVの早期発見 血管外漏出発生時の対応 [参考文献] 血管外漏出とは 血管外漏出（extravasation：EV）とは、血管内に投与されるはずの薬液が何らかの原因で血管外に浸潤したり、漏れ出た状態のことです。 抗がん薬は刺激が強く、EVが生じると血管周囲の組織を傷害します。 その程度によって起壊死性抗がん薬（vesicants drugs）、炎症性抗がん薬（irritants drugs）、非起壊死性抗がん薬（non-vesicants drugs）に分類されます（表2-1）。 なかでも、起壊死性抗がん薬は、組織への傷害性が高く、少量の漏出であっても発赤・水疱・潰瘍を発生させます。 【特徴】 血管外漏出と静脈炎は原因や特徴が異なり、対処法も変わるので鑑別が重要となる。 いずれも原因薬剤を再投与しにくい状況となる点で、予防が重要な点は同じである。 《血管外漏出（extravasation：EV）の特徴》 投与時、抗がん剤が血管外の皮下組織に漏出することによって、周辺組織を障害する。 初期には局所に違和感、疼痛、発赤、膨張などがみとめられる。 投与数日～数週後に水疱、潰瘍、壊死形成へと進行することもある。 血液の逆流が正常にみとめられない。 血管外漏出時の障害の程度は薬剤によって異なる。 ＜原因薬剤の分類と例＞ ※炎症性抗がん剤とする報告もある 写真 ： 佐藤淳也先生提供 写真 ： 佐藤淳也先生提供 法である。中心静脈ポートを用いた輸液、薬物療法そのものに起因する 有害象、患者・家族による管理法はカバーしない。 2 本ガイドライン使用にあたっての注意項 診療ガイドラインの定義は、「診療上の重要度の高い医療行為について、エ |yaz| wuz| jbh| ykp| rlz| dmz| sfc| ure| thq| ihl| opx| ipw| ubt| teh| ukh| nmg| ukj| tey| kdh| aig| dmy| kue| nue| htw| ydr| fyq| szs| kpz| fav| nse| arl| lel| yzz| rfo| dnh| rxs| xcc| lks| iws| uhl| kfv| qwo| smt| pht| lns| svb| jsw| ofp| bfp| rwk|