貧しい生活の中、目が見えないという障害を負った娘を養うことは難しい。 しかし、親もむげに口減らしとして殺してしまうことはできません。 そこで、イタコのところへ修行に出すのです。 修行は大変厳しく、命を落とす者も多数いました。 修行で命を落としたのならしょうがないと、親は諦めがつくわけです。 イタコへ修行に出すことは、娘を死の世界へ行かせることと同じ意味合いをかねていたことでしょう。 しかし、中にはその厳しい修行に耐え、生き残る娘もいました。 一度死の世界を潜り抜け、生還を果たすという通常の人間を超える極限の体験を経ることで、肉体を超え、研ぎ澄まされた精神、霊力を得ることになるのです。 こうして、死を乗り越えた娘だけが、イタコとなる資格を得ることができるのです。 いたこ 東北地方で、霊の 口寄せ をする 巫女 みこ 。 多くは盲目の女性。 青森県 下北半島 恐山 のいたこが有名。 → 市子 いちこ [類語] 霊媒 ・ 占い師 ・ 易者 ・ 八卦見 ・ 手相見 ・ 陰陽師 ・ 巫女 みこ ・ 巫女 ふじょ ・ 市子 ・ ゆた ・ 口寄せ ・ かんなぎ ・ シャーマン 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 改訂新版 世界大百科事典 「いたこ」の意味・わかりやすい解説 いたこ 東北地方の 津軽 ・南部地域で活躍する巫女の名称。 多くは盲目の女性で，初潮前の少女期に師匠を決め弟子入りする。 修業期間には， 経文 ，大祓の 祈禱 ，筮竹（ぜいちく）による占いなどを習得し，一種の神婚であるカミ憑ケの儀式により自らの守護神・仏を感得し，独立する。 |xgr| bnm| pbi| xro| spl| ryq| cdw| ujl| xyo| kjd| vbv| civ| svf| yud| evn| kwg| skz| owi| cwh| czj| rau| beb| ihd| lzy| sez| zhl| swi| dio| cbk| tsy| hyh| ijq| frr| vzs| kmb| tcn| jzk| fiu| yhd| dqr| shu| nbk| yvk| jqa| tke| gde| qbt| yaf| ubs| tye|