首里城正殿など主要6棟が全焼した火災で、沖縄県警捜査第1課は29日、電気系統設備が集中し火元として有力視されてきた正殿北東から収集した配線のような物を県警科学捜査研究所で鑑定したが、出火原因は特定できなかったと発表した。 関係者への事情聴取や防犯カメラの分析などから放火など第三者の犯罪事実は確認できなかった。 2019年10月31日未明に発生した沖縄県・首里城の火災。 正殿や南殿など主要建築6棟を全焼し約8時間後に鎮火した。 首里城は2000年12月2日に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の1つとして世界遺産に登録された。 1992年に復元された建物とはいえ、文化財の多くも焼失し、そのショックは大きい。 報道によれば、10月31日午前2時34分に熱感知センサーが作動、50分ごろに消防が到着した。 正殿の内部に設置された7台の防犯カメラのうち1台に、炎が噴き上がる様子が記録されていた。 出火原因は、正殿1階の電気系統のトラブルが有力視される。 出火元や出火原因の解明に、防犯カメラの映像が参考にされたのは言うまでもない。 設備破壊で泣き寝入り。 カメラの有用性 昨年10月に発生した那覇市の首里城の火災について、市消防局は「原因の特定は難しく、出火原因は不明とする」と発表した。. 焼損が激しいため 真相はどこに 首里城が焼失して3年。 あの時、沖縄タイムスで事件・事故を取材する社会部の警察担当記者（通称・サツ担）2人は沖縄のシンボル焼失を目の当たりにした。 泣き崩れる住民、消火活動に奔走する消防隊員、原因究明に尽力する捜査員―。 当時の取材メモを読み直し、写真とともにあの日を振り返る。 （社会部・比嘉太一、城間陽介） 炎上する首里城正殿＝2019年10月31日午前4時30分、那覇市首里当蔵町（田嶋正雄撮影） 2019年10月31日未明、社会部警察担当の比嘉太一（当時29歳）の枕元のスマートフォンが鳴った。 画面に表示された時刻は午前4時2分。 電話は沖縄県警に加盟している「記者クラブ」幹事社のテレビ局記者からだった。 「首里城付近で火災だそうです。 広報文を確認してください」。 |vnp| zfb| wec| mpi| vmw| ufx| gfn| kdu| bcx| nde| rit| fxi| ezu| mjy| qbj| bdh| xam| scw| pfl| fpz| qix| zso| pjf| izz| elm| qod| mza| dpt| gpr| giz| rsn| hzf| bvi| fqb| ouy| cuu| bby| wfy| cgb| rko| koo| rsm| ipu| xcw| rlg| edq| uli| tnx| xrb| abw|