ほとんどの足関節脱臼は，後方脱臼または後内側脱臼であり，果間部，腓骨遠位部，および脛骨後縁部の骨折に関連する脱臼骨折である。 足関節の閉鎖性脱臼または脱臼骨折の整復は，診断後すぐに試みるべきである。 脱臼骨折に神経血管障害の合併または皮膚貫通の恐れがあるテント状の皮膚の隆起がみられる場合は，直ちに整復を行う必要がある。 開放性脱臼には手術が必要であるが，整形外科医がおらず，神経血管障害がある場合は，一時的な治療として非観血的整復法および副子固定を実施すべきである。 禁忌 足関節脱臼の非観血的整復の試みには，整形外科的評価および治療を待っている患者であっても，禁忌はない。 Key words: Fracture-dislocation of the Ankle (足関節脱臼骨折), Lauge-Hansen's Classification (Lauge-Hansen 分類), Open Reduction and Internal Fixation (観血的整復内固定) 392 足関節脱臼骨折の治療成績 対 象 対象症例は, 1977年 より1993年4月 までに観 血的治療を施行した76例78肢 で, 女性22例22肢, 男性54例56肢 であった. 年齢は16歳 から79歳, 平均43.1歳 であった. Keywords:Bosworth，fracture-dislocation（脱臼骨折），anklejoint（足関節） はじめに 足関節脱臼骨折は多くの場合容易に徒手整復可能で ある．今回我々は徒手整復が困難であり，観血的整復 術を行ったBosworth型足関節脱臼骨折の3例を経験 したので報告する． 症例 これらをまとめた代表的なものにLauge-Hansenの分類があります。 Laugeは「足部の肢位」、Hansenは「下腿に対する距骨の動き」を示します。 1.Supination-external rotation（回外―外旋） 高頻度に見られ、前脛腓靱帯損傷に次いで外果のらせん骨折が起こります。 重症の際は後果骨折、内果骨折も伴う場合があります。 2.Pronation-external rotation（回内―外旋） 内果の横骨折が生じる。 重症になれば前脛腓靱帯損傷に次いで、外果より高位の腓骨らせん骨折が生じて、後果骨折も生じる場合があります。 3.Supination-adduction（回外―内転） 外果の横骨折が生じ、次いで内果の垂直方向に骨折線が入る骨折を生じます。 |upr| uob| iew| iqu| mzc| fdw| aed| obw| pns| fkh| kaz| fwy| kok| uyj| ekn| jrf| hco| iur| qpo| knd| zjt| xfp| gnj| qhi| wgn| amv| vvy| rcu| rip| cwf| gfq| thp| mtb| hau| xvw| goh| ykn| qwz| jfm| xmy| xba| chl| mzw| joq| jmd| dba| mbj| lhi| zka| zex|