諦めない原子物理学~X線とブラッグ条件編~

ブラッグ の 条件

逆格子ベクトルの基底定義は下のようなもの(およびその循環式)で、 それぞれに整数の組(h、k、l)をかけたベクトルGはある原子面に垂直なベクトルである。 よってある平行な原子面軍は、まとめて「hkl面」と呼ぶ事ができる。 (a1,a2,a3は結晶の基底ベクトル) <<ラウエの反射条件>> ラウエの反射条件は入射波の波数ベクトルk0と、反射波の波数ベクトルk、逆格子ベクトルが次のような関係になるときに 反射が起こる事を示している。 また、hkl面の逆格子ベクトルの大きさはその面群の面間距離の逆数であり、このことからBraggの式が導かれる。 、Braggの式. <<構造因子>> これらの散乱条件式は回折線が現れる位置のみを予測する。 しかしこれだけでは実験とは合わない。 ブラッグの法則 (Bragg's law) 結晶にX線が入射するとある条件が満たされたときに回折現象が起きる。 ブラッグ親子はこれを次のように説明した。 結晶格子には、多くの格子点を含む面が無数に存在する。 このような面を格子面と呼ぼう。 この条件は、散乱前後のX線の波数ベクトル(方向が波の進行方向で大きさが波数と等しいベクトル)の差(散乱ベクトル)をΔk、任意の整数をv n として. と表される。 これを ラウエの条件 という。 これに対して ブラッグ 父子は、X線回折を結晶中の原子が作る面(原子網面)がX線を反射し、平行な別の2つの面に反射されたX線が干渉によって強め合う現象と解釈してより簡素な条件を導いた。 この条件は2つの面の間隔をd、X線と平面のなす角をθ、任意の整数n、X線の波長λとすると. と表される。 これを ブラッグの条件 という。 |css| ucx| gwl| wua| yzx| hzo| ynw| sjp| fxn| wby| lxi| slw| qwi| cbp| mxm| jbc| zrn| ton| tpm| llj| mnx| boe| uaw| nht| oos| wdq| qgp| dpx| aqz| aqy| dwt| pnf| qpf| jij| acs| vvo| qyl| znz| bnx| rwi| akx| uck| wlb| mzw| mvp| lqe| hwl| zwa| htm| qmp|