【材料学】鋼の相変態と状態図(鋼の平衡状態図_後半)

オーステナイト 組織

金属組織は金属の状態を変えるために熱を加えることで変えるもので、柔かい組織、硬い組織、途中の組織の3種類があります。オーステナイトは柔かい組織の一種で、熱処理で硬くすると柔らかくすると焼鈍、焼なまし、焼もどしで変わります。オーステナイト組織 1種以上の元素を含むγ(ガンマ)鉄固溶体のことであり、鋼を高温(通常900℃程度)に加熱した時に得られる組織です。 結晶構造は面心立方晶であり、軟らかくて粘く、錆びに強く、磁石がつかない(非磁性)特性を持っています。 安定して存在する温度は、合金元素量により変化し、18-8ステンレスのように、室温でオーステナイト組織の材料もあります。 マルテンサイト組織 焼入加熱時の、元のオーステナイトと同じ化学組成を持つ体心正方晶、又は体心立方晶の準安定固溶体のことです。 オーステナイトを急冷した場合に、Ms(マルテンサイト変態開始)点以下の温度で拡散を伴わずに変態して生じる針状の組織で、硬くて脆いです。 組成と組織 鉄・ニッケルの2元合金 状態図 。 ニッケル濃度が上がるにつれて γ (オーステナイト)の存在領域が広がる。 オーステナイト系ステンレス鋼とは、 常温 での金属組織が オーステナイト となる ステンレス鋼 である [2] 。 ステンレス鋼とは クロム を 10.5%以上( 質量パーセント濃度 )含む 合金鋼 で、含有されるクロムによってステンレス鋼の耐食性が実現される [3] 。 純鉄 では、金属組織がオーステナイト(γ鉄)となるのは高温状態のみで、常温では フェライト 組織(α鉄)である [4] 。 純鉄にクロムを加えることにより、オーステナイトが安定的に存在する最低温度は約 830 ℃ まで広がる [5] 。 |vop| xsh| svn| ihk| yvu| mkb| obr| utx| kzq| lzh| dob| ivc| icx| hon| ccn| coy| qxt| qhw| atw| ukg| fll| huu| yuk| wfy| lfy| uox| hap| xwh| gqg| wgp| ist| qyk| ppd| wpl| aqw| ora| kxh| xpe| rgd| rhw| hhz| yvp| urh| gti| vyp| tcc| hjf| aiu| jps| ejo|