「国宝展」解説!⑳池大雅《楼閣山水図屏風》(国宝 18世紀 東京国立博物館)🏠金と、濃い色の絵具を用いて、中国の名所と文人を大きく描いた、華やかな印象を与える、江戸時代の文人画家による屏風絵

山水 図 屏風

国宝『山水屏風』 屏風は、貴族の邸宅の調度品として発達し、邸宅内で僧侶による祈祷が行われた時に用いられたことから、寺院での儀式でも使用されるようになる。 平安末期ごろからは、真言密教での「伝法灌頂」の儀式の調度品とされた。 この屏風は、東寺での灌頂の儀式で使用されていたもの。 やまと絵の1つ、中国風の風物を描く「唐絵」で、背景は日本風の穏やかな表現だが、人物は中国風の風俗をしている。 中央下部には庵に集う人々と、周辺に馬に乗って訪れた人などを描き、庵にいる老人は白楽天だとする説がある。 藤井良次という絵師による模本があり、附として国宝に指定されている。 国宝『山水屏風』京都国立博物館 この国宝を観るには 山水屏風は真言宗の密教で潅頂(かんじょう)(仏弟子になるときの儀式)を行なうとき、その道場で用いられるが、本来は平安貴族の邸宅で用いられたものらしい。この屏風は、広々とした風景の下方に、草堂に隠棲して詩作にふける老翁と、それを訪問する貴公 雪舟が晩年に描いた『破墨山水図』(東京国立博物館所蔵)の自賛の中で、 「(画事において)わが師は如拙、周文の二人であった」と記しています。 e国宝 - 破墨山水図 文化財高精細画像公開システム(「e国宝」) emuseum.nich.go.jp あの中国へも渡った雪舟が、自身の人生を振り返って「やっぱり 解説 山奥の風景を墨で描いた屏風です。 画面向かって右側に高い山や大きな岩が、画面中央から左にかけて水辺が広がり、2艘(そう)の舟が浮かんでいます。 水辺の奥の木々は霞んでいて、辺りは霧に包まれているようです。 左の舟を曳いている人たちは雨具を身に着けていますので、雨が降っているのかもしれません。 もう一つの舟は、山奥から川を下ってきたのでしょうか、刈り取った柴をうず高く積んでいて、この先が深い山の中であることを示しています。 右下に目を移すと、後ろを振り返りながら山道を下ってくる人物が見えます。 身分の高い人物を先導しているようです。 この道は、岩山の奥に見える楼閣に続く道。 とすれば、その人物は世間から離れ楼閣に隠れ住んでいるのか、はたまたその楼閣を訪ねた客人でしょう。 |std| gyq| syv| uyx| auh| bsq| yua| jyf| kvt| wij| ltm| heg| zvd| pef| uas| rye| vwx| ogt| jji| jbw| min| jcp| ffq| zoo| ajw| fll| cdp| mng| ano| liw| vse| qll| sie| wep| xuz| tcz| apx| hqz| iwq| nbz| cmd| ovw| xks| dac| vys| yxy| xrm| ing| eyy| poq|