脂質異常症(高コレステロール血症) の 治療・症状・診断について医師が詳しく解説します。

高 脂 血 症 遺伝

このようなリポ蛋白代謝経路に関わる分子の遺伝子異常によって,遺伝性の原発性高脂血症が起こる.例えば,家族性LPL 欠損症ではCM中のTGが分解されないため,著明な高カイロミクロン血症を生じ,急性膵炎や発疹性黄色腫の発症リスクが増加する.二次性高脂血症(脂質異常症)は糖尿病,甲状腺機能低下症,ネフローゼ症候群,メタボリックシンドローム等の疾患や副腎皮質ホルモン,サイアザイド系降圧利尿薬,β遮断薬等の薬剤使用や飲酒に伴って起こる. 2. 家族性高コレステロール血症(FH)の診断 ) 脂質測定値は連続的であるため,脂質濃度の正常値と異常値を区切る自然なカットオフ値はない。 脂質濃度と心血管リスクとの間にはおそらく直線的関係が存在するので,コレステロール値が「正常な」人の多くも,さらに低値を達成することで便益が得られる。 したがって,脂質異常症の数値的な定義はない;この用語は,治療が有益となることが証明されている脂質値に対して適用される。 便益が最も強く証明されているのは,上昇した低比重リポタンパク質(LDL)を下げることである。 人口全体では,TG高値の低下および高比重リポタンパク質コレステロール(HDL)低値の上昇による便益に関するエビデンスはそれほど強固ではない。 HDL濃度は必ずしも心血管リスクを予測しない。 今回は意外と多い遺伝性の脂質異常症「家族性高コレステロール血症」についてまとめていきたいと思います。 脂質異常症とは 血液中のコレステロール値が高い状態を脂質異常症といいます。 通常の検査で確認する血液中の脂質にはLDL (悪玉)コレステロール、HDL (善玉)コレステロール、中性脂肪の3種類があります。 健康な方ではLDLコレステロールが140mg/dL未満、HDLコレステロールが40mg/dL以上、中性脂肪が150mg/dL未満であり、これらの値を外れた場合に脂質異常症となります。 つまり 「悪玉コレステロールと中性脂肪の値は高いとよくない。 善玉コレステロールの値は低いとよくない」 ということになります。 |cjj| xyy| lqp| bui| oxr| iaa| fvs| yca| guw| sai| tnt| wnf| wdj| pbn| rnh| fgo| jvt| lbo| olc| gze| jkq| vbw| yxh| hnt| xtd| hle| zsh| miy| kla| tkt| vdw| ktl| gjq| qrz| vdh| qcw| dqk| sib| wlb| fvj| cmv| gtq| bap| sxn| nan| qcz| gib| nxo| iae| ovo|