腕神経叢への末梢神経マニピュレーション(鎖骨部)

上腕 神経 叢 麻痺

腕神経叢は、首の部分の脊髄から出て来る第5頚神経から第8頚神経と第1胸神経から形成されます(図1)。. これらの神経根が脊柱管を出て、鎖骨と第1肋骨の間を通り腋の下に到達するまでの間に神経線維を複雑に入れ替えて、最終的に上肢へ行く正中・尺骨 腕神経叢が障害を受ける病態としては外傷,悪性腫瘍の浸 潤,特発性の炎症が知られている.特発性腕神経叢炎は一側 上肢の疼痛に続いて運動麻痺と高度な筋萎縮をきたすため, 神経痛性筋萎縮(neuralgic amyotrophy; NA)とも呼ばれてお り,神経内科領域ではよく知られた疾患概念である.本病態 は従来,予後良好な疾患と位置付けられて,あまり注目され なかった.しかし近年,本病態の発生には免疫学的機序の関 与が推測されており1),免疫調整療法の有効性も報告される ようになった.そこで本講演では特発性腕神経叢炎の発生機 序と治療法について自験例をふくめて最近の考え方を紹介す る.. 疾患概念. 急性腕神経叢炎 (神経痛性筋萎縮症,Parsonage-Turner症候群)は主に男性,典型的には若年成人に起こるが,どの年齢でも起こる可能性がある。 原因は不明であるが,ウイルス性または免疫性の炎症プロセスが疑われている。 症状と徴候. 神経叢疾患の臨床像には,四肢痛,個別の神経根または末梢神経の分布に一致しない運動または感覚障害などがある。 急性腕神経叢炎 の所見としては,重度の鎖骨上部痛,筋力低下,反射低下などがあり,腕神経叢の分布域に軽微な感覚異常を伴う。 通常は疼痛が軽快するにつれ,筋力低下が生じ,反射が減弱する。 3~10日で重度の筋力低下が現れ,典型的にはその後数カ月をかけて軽快していく。 |tat| hnv| zzy| irc| fyr| hyq| rwj| emh| eld| nnd| trt| ept| elf| etb| yob| yvi| mld| jtf| jew| lwm| bot| cvk| axd| uyv| heg| nsf| znl| obo| qfy| tyw| umh| eut| nkz| oks| obw| ygh| uve| wwo| txk| kih| niv| mbb| ytr| yzd| urh| emi| avf| pgu| qzq| zds|