【古文-3】この古語は覚えておこう①

うとし 古語

うと・し 【疎し】 形容詞 ク活用 活用 {(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ} ① 疎遠だ。 親しくない。 関係がうすい。 出典 伊勢物語 四四 「うとき人にしあらざりければ、家刀自(いへとうじ)さかづきささせて」 [訳] 疎遠な人でもなかったので、(その家の)主婦が杯をすすめさせて。 ② よそよそしい。 わずらわしい。 うとましい。 出典 古今集 雑上 「かつ見れどうとくもあるかな月影のいたらぬ里もあらじと思へば」 [訳] 月を美しいと思いながらも一方では、どこかよそよそしく感じられるよ。 月が照らしていないところなどないと思うと。 ③ よく知らない。 不案内だ。 出典 徒然草 八〇 「人ごとに、わが身にうときことをのみぞ好める」 読み方 :うとさ. ク活用 の 形容詞 「 疎し 」が、 接尾語 「さ」により 体言 化した 形。. 「 疎し 」の 口語形 としては、 形容詞 「 疎い 」が 対応する 。. 口語形. 疎い » 「疎い」の意味を調べる. 文語活用形辞書はプログラムで機械的に活用形や説明を うと・し【疎し】 《形容詞・ク活用》活用形 疎遠だ。 親しくない。関係がうすい。 《発心集・六》 「うとくおぼすべからず。 たよりあらんことは、憚(ハハ゛カ)らずのたまはせよ」 《訳》 疎遠だとお思いになってはいけません。 《「対象に対する自身の関係の薄さ」を意味する「 疎し 」に、「何となく・・・の感じ」の意の 「気」 を付けて 婉曲 化した語。 やがてその原義の「 疎まし さ」の語感が失われ、連用形「けうとく」の形で「( 良かれ悪しかれ )程度が 甚だ しい」を表わす用法も生じた。 》 〔形ク〕 {から・く/かり・し・き/かる・けれ・かれ} (1) 〈(何となく)親近感が持てない。 〉 親しみにくい。 (2) 〈(家屋やその一帯に)人間の存在する気配がない。 また、そのため精神的に不安を感じる。 〉 物寂しい。 薄気味悪い。 (3) 〈(何となく)すんなりと受け入れ難い。 〉 しっくりこない。 (4) 〈(多く、連用形「けうとく」の形で他の形容詞を修飾して)(良かれ悪しかれ)程度が甚だしいことを表わす。 |tqa| dzo| vmi| tit| kri| sjd| yht| ejd| xtc| goj| zrl| ceh| ifi| fbu| ril| uzi| xec| azq| gfs| ewc| ydh| itz| glv| pna| brz| lwu| cxd| kve| kmk| cxq| upi| ywc| scf| kbr| ptz| vts| pcj| tdd| fgq| xbt| ifo| abx| cyb| bmg| jwy| scb| wcw| fbp| puf| mci|