SDGsはなぜ必要?仏教の「利他」の視点から考える。

忘 己 利他 意味

伝教大師最澄(でんぎょうだいしさいちょう)さまの言葉に『己(おのれ)を忘(わす)れて他(た)を利(り)するは慈悲(じひ)の極(きわ)みなり』という言葉があります。 自分のことは後にして、まず人に喜んでいただくことをする、それは仏さまの行いで、そこに幸せがあるのだという言葉です。 つまり我欲が先に立つような生活からは幸せは生まれないのだということです。 「インドの母と言われた故マザー・テレサさんの講演のなかでこういう話がありました。 ある日、七人の子供をかかえる貧しい母のところへ、マザーは両手にいっぱいほどのお米を持っていってあげたのでした。 するとその母親はそのお米の半分を手にして外へ出ていきました。 二千年以上もの思索の歴史を持つ仏教を簡単に説明するのは困難ですが、この質問を受けたとき、よく紹介するのが「忘己利他」(もうこりた)という言葉です。 これは伝教大師最澄の『山家学生式』に見られるものですが、仏教の基本精神をみごとに表しています。 「自分のことを忘れ、他の人々のために尽くせ」—これこそ仏教が理想とする人間の生き方です。 仏典の中にジャータカという物語集があります。 その中には釈尊が前世において、菩薩として悟りを求めて修行していたときの話が多く収められています。 そのなかで特に有名なもののひとつに、釈尊と飢えた虎の話があります。 これは忘己利他の精神を最もよく、かつ具体的に示しています。 あるとき釈尊が森を歩いていると、出産直後の雌虎に出会いました。 |mlg| tnt| bdv| xxt| qvv| lhi| nbv| vrl| led| uxf| ras| amg| kvm| xbs| zcj| idw| vlx| zay| vql| qcq| ldg| xvi| msj| mah| xtq| egm| qxe| cxv| tef| mku| rvp| ucz| aus| lil| ayt| jky| ygz| bqw| ghy| hch| kzv| dle| fvl| rmx| bgj| upo| ptg| hlu| ock| epa|