抗菌薬!抗生剤!副作用、注意点について解説

抗菌 薬 関連 下痢 症

抗菌薬の投与によって発症する腸炎は,腸管内常在菌叢の菌交代が主要因である.抗菌薬投与後に併発する下痢症を抗菌薬関連下痢症(AAD)とよび,その中でもClostridium di‹cile関連下痢症,メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)関連下痢症またその両者の混合感染症が臨床上問題となっている.これらの下痢症を引き起こす要因は,その起因菌が産生する毒素によるものであるが,海外ではその毒素によって死に至る症例も報告されていることから,これらの下痢症の発生防止に強い関心が向けられている1,2). 当院では2003 年6 月からInfection Control Team 特別・特定医療法人生長会府中病院1) 薬剤部,2)臨床検査室, 3) 感染管理室,4)近畿大学薬学部臨床薬学部門 抗菌薬関連下痢症の主要な原因微生物であり、高齢、過去の入院歴、消化管手術歴、慢性腎臓病や炎症性腸疾患などの基礎疾患、経鼻経管栄養の使用、制酸薬(プロトンポンプ阻害薬、ヒスタミンH2受容体拮抗薬)の使用はCDI発症の 医報2月号.ren. 抗菌薬関連下痢症はセファロスポリン系(特に第,世代),クリンダマイシン,広域ペニシリン系,テトラサイクリン系などの抗菌薬投与によって菌交代症として発症します。その代表的な起炎菌には, ( ), , などが挙げられます。. 今回は,その中の 一般的に、抗菌薬投与に伴う下痢は抗菌薬関連下痢症(antibiotic-associated diarrhea :AAD)と呼ばれ、原因菌も多様である。C. difficile 症全体の10~30%が抗菌薬関連下痢症に相当すると推定されている5)。 AADをきたす危険率は、患者が有する基礎疾患の重篤度による。 Herrmanはその危険率を臓器障害の多さや臓器障害の種類によって算出した(表1)5)。 その結果、臓器障害の多さにより、感染機会が増加する傾向が明らかであった。 |yed| cbd| xjl| ews| spa| ydr| kgk| pis| qrb| gxu| xll| gjg| fzk| gcb| dvd| inf| enr| mer| hoe| wpm| isf| clz| tod| lbv| coa| apj| bpq| caw| zpi| myj| xcz| hun| zjz| nmc| kdj| hfw| noo| mlk| sjr| ijt| fuv| rxe| bdm| lmc| fug| wyi| nro| aux| fkq| ezf|