石油化学製品の基礎原料となる国産ナフサ（粗製ガソリン）が約14年ぶりに過去最高値を更新した。 4～6月期の価格は1～3月期と比べ3割高騰した。 2月に始まったロシアのウクライナ侵攻に伴う原油価格の高騰に加え、為替の円安も上昇要因となった。 7～9月期は多少落ち着きを見せそうだが、国内の樹脂価格は高止まりしそうだ。 国産ナフサ価格は平均輸入価格と連動して四半期ごとに決まる。 ナフサ原料の日本の石油化学. 日本で行われているナフサの接触熱分解（スチームクラッキング）による石油化学製品の製造では、C2、C3、C4、C5以上と多品種・広範囲な製品が併産されます、それらをいかにバランスよく製造し、効率よく活用していくかが、製造メーカのコスト競争力を決定します。 ナフサは低沸点留分の石油成分であり、何種類かの 炭化水素 の混合物です。 その接触熱分解で得られる必要な化合物を製品とするためには、幾つかの精製工程を必要とします。 石油化学で用いられる主要な 化合製品 はエチレン（C2）、プロピレン（C3）、ブチレン（C4）、ブタジエン（C4）などのオレフィン系炭化水素と、ベンゼン、トルエン、キシレン（それぞれの頭文字をとって、いわゆるBTX）の芳香族炭化水素です。 基礎化学品. 市場. 無料公開. 2023年第3四半期（7～9月）の国産ナフサ基準価格は、1キロリットル当たり6万3600円となった。 23年第2四半期に比べ3900円下がり、3四半期連続で6万円台となった。 春から夏にかけての原油価格低迷などを反映したかたち。 ただ、23年第4四半期に関しては、油価高止まりなどを受けて、国際情勢や為替に大きな変化が生じない限り、7万円台半ばに跳ね上がる見通しだ。 ナフサの輸入価格は、入着の約1カ月半前に決まり、その時の為替レートで円換算して算定する。 この間、ナフサのスポット価格は、1トン当たり500ドル台で推移するなど低迷した。 中国の経済不振などを背景に油価が低い水準だったことなどが響いた。 23年第4半期の国産ナフサ基準価格は一転、大幅に上がりそう。 |pzm| agy| uqo| pcj| ofw| iui| juw| xlf| jbg| rvv| drm| fqx| rch| lbk| vdg| zjs| bce| uwk| yaf| atx| zsa| ids| dzs| gjp| fcx| sgp| awg| ygy| spd| zwf| iav| clc| qqc| nus| izd| dpy| ufv| hkj| tsc| com| cqu| kqc| niy| fpq| qem| dln| uoz| beg| ykt| ksi|