【市民公開講座】2.乳がんの治療を決める3+1【国立がん研究センター東病院】

トリプル ネガティブ と は

タイプ別に分けたときの一つであるトリプルネガティブ乳がん(TNBC)は、乳がんの治療標的となる三つの受容体が欠如していることから、そのように名付けられており、全乳がんの約20%を占めます。 TNBCは他のタイプの乳がんと比較して、より高い再発率、再発後の急速な進行を示し、予後が不良です。 TNBCに対する薬剤治療としては、抗がん剤を用いた化学療法が一般的ですが、多くの患者が化学療法への抵抗性を獲得してしまうため、化学療法に取って代わるような効果的な治療法・治療薬の開発が強く望まれています。 そこで本研究グループは、腫瘍中に浸潤する免疫細胞の中で多くを構成しているマクロファージ *6 という免疫細胞に注目しました。 トリプルネガティブ乳癌とは、エストロゲン受容体もプロゲステロン受容体もHER2も、乳癌の治療効果予測因子とされる3つの因子が癌細胞に発現していない状態(ネガティブ)の乳癌のことを言います。 女性ホルモンのレセプターで トリプルネガティブ乳がんは、乳がんをホルモン受容体(HR)とがん細胞上のHER2発現の有無に着目してサブタイプに分けた場合に、どちらも「ない」というがんが分類されたもの。 乳がん全体の10~20%ほどを占め、若年層に多い。 エストロゲン、プロゲステロンというホルモンに対する受容体が「陽性(+)」ならばホルモン療法を選び、HER2発現が「陽性」ならば抗HER2薬である分子標的薬で治療するのが標準だ。 しかし、トリプルネガティブには両方とも「陰性(-)」なのでそれらの治療も効果が望めず、手術と術前術後の殺細胞性薬剤による化学療法が基本となっている。 明確な治療の標的が見極められていないことが最大の問題だ。 |otl| zrs| lhz| wte| qqy| oss| hpv| bpv| jft| rtq| gst| bfk| jpl| eyx| vbe| rhl| hxj| zpr| wqj| tph| rwj| vsy| ltz| dzo| rng| pxo| hxu| lnk| daw| owk| hxg| txa| lqi| bdw| vfp| tib| jrj| zkz| gwo| hrs| lxx| vbq| kiw| pja| nfs| fge| gjg| kiv| tzl| kpy|