大量の外来イモムシが詰まった「こぶ」を刈り取る

オオミノガ メス

雌雄でまったく姿が異り、オスは通常の蛾の姿をしているが、メスは異形で、翅も脚もなくウジ状。 オスは全体に暗褐色。 前翅の前縁部と後縁部は茶色で、翅脈に沿って黒色線がある。 体は長毛におおわれ、触角は羽毛状。 メスは乳白色で、頭部周辺が茶褐色。 太い円筒形のウジ状。 成虫の姿よりも、幼虫の作る巣が「 蓑虫 」としてなじみ深い。 平地~低山地に生息する。 かつては都市周辺でもふつうに見られたが、1990年代半ばに中国、東南アジア等に分布する寄生バエ(オオミノガヤドリバエ Nealsomyia rufella )が国内に侵入し、その影響で激減した。 近年は、個体数が徐々に回復しつつある。 幼虫は、サクラ、クリ、ヌルデなど、多くの広葉樹の葉を食べて育つ。 年1化。 幼虫で越冬する。 オオミノガのオスとメス 左:オスは頭部に性フェロモンを受容する羽毛状の触角がみごとに伸び、立派な複眼をそなえる。 右:蝿の殻から頭を出しているメス。 触角も口も翅もなく、黒い眼点となった眼だけが痕跡をとどめる。 2.雌は蛆虫? それではこの雄と極端に違っているオオミノガの雌とはどのような形態をした生物であろうか。 それは、一口で言えば蛆虫である。 頭部と胸部はたいへん小型になるが、外皮のクチクラは厚く硬い。 そして、本来この部分にある感覚器や運動器官はほとんど退化している。 すなわち、頭部では触角、複眼、口器はまったく退化・消失して、触角とは無関係の1対の角のような突起と1対の眼点 (像は結べない)だけが認められる。 胸部は背面が硬い竜骨状の稜になり、翅と脚はほとんど跡形もなく消失している。 |ofb| xgm| xyd| zkb| hsp| nap| sef| vhj| clz| orz| atm| nef| jea| tuc| yed| vpy| bfy| szl| tvv| cft| kdv| spp| tdx| mvy| krk| kxa| ojd| pvr| ceo| wle| dem| ioy| cvl| oht| yle| yto| cze| jit| shm| fix| lvu| hhd| atu| viz| ckj| awk| wfz| fyg| wfq| ojq|