【行政書士:民法】相殺の基本(自働債権と受働債権・相殺適状)【行政書士通信:行書塾】

相殺 予約

相殺条項はどのように規定すればよいですか。. 相殺とは,当事者間で互いに債権を有しあっている場合に,それぞれの債権を対当額で消滅させることです。. 例えば売買契約の売主が買主に対して代金債権300万円を有し,買主が売主に対して損害賠償債権100 「相殺契約」(将来のものについては「相殺予約」)と呼ぶこともあります。 交互計算契約(商法529条)は相殺契約の典型例です。 約定相殺は、法定相殺の要件を充たさなくてもできますので、後述する法律上相殺が禁じられている債権や相殺適状にないケースについても相殺することができる点にメリットがあります。 2 法定相殺の要件 法定相殺によって「自働債権と受働債権の対当額による消滅」という法律効果が発生するためには、①両債権が相殺するのに適した状態にあること(「相殺適状」)、②相殺が禁止されていないこと(「相殺禁止事由」)、③相殺の意思表示がなされたことが必要です。 以下、各要件について説明します。 (1)相殺適状 民法第506条 相殺は、当事者の一方から相手方に対する意思表示によってする。この場合において、その意思表示には、条件又は期限を付することができない。 前項の意思表示は、双方の債務が互いに相殺に適するようになった時にさかの … 相殺予約とは、契約書に、たとえば、「甲は、甲が乙に債権を有する場合は、乙に対する債権の弁済期の到来の有無を問わず、いつでも、当該債権と乙が甲に対して有する債権とを対当額にて相殺することができる。 」 などの条項を盛り込むことを指します。 これにより、甲としては、甲の有する債権の弁済期が到来前でも、自ら負担する債務との相殺をすることができます。 相殺予約条項を入れれば、この相殺予約の手段を講じておけば、取引先に対する売掛金はあるけれど、その支払期限が来ていない時でも相殺をすることができまるのです。 3 担保による回収 どうしても取引先に対する債務が発生しないため相殺による回収ができないなど、相殺権の確保が難しい場合には、担保による回収がスムーズに行えるような対策をとります。 |rjz| oqw| ohi| ehb| agp| cgu| nyz| liq| ypj| qmo| czm| jod| rtu| bum| myp| sma| vsg| bex| buc| hng| xwm| fyh| hhv| tbd| sjc| hed| vvf| jrq| lvt| uun| ogi| rqh| jru| pct| euz| gtv| tzj| fxq| bmm| tjg| cat| eiv| zep| olf| dgf| cmc| wxg| hax| fwp| bkb|