【古文】 助動詞9 助動詞「けむ」 (18分)

助動詞 らむ

推量 の 助動詞) ① 話し手 が実際に触れることのできないところで起こっている事態を推量する意を表わす。 現在の事態を想像していう例が多い。 …であるだろう。 今ごろは…しているだろう。 ※ 書紀 (720)白雉四年・ 歌謡 「引出 (で) せず 我が飼ふ駒を 人見つ羅武 (ラム) か」 ※ 太平記 (14C後)一〇「 大殿 のさこそ待思召候覧 (ラン) 」 ② 話し手が実際に経験している 情況 について、その原因・理由・時間・場所などを推量する意を表わす。 (イ) 原因など条件を表わす句を受けて、それを事実について推量する場合。 ※ 万葉 (8C後)一一・二六四七「横雲の空ゆ引き越し遠みこそ目言 (めこと) 離 (か) る良米 (ラメ) 絶ゆとへだてや」 助動詞 四段型 《接続》活用語の終止形に付く。 ただし、ラ変型活用の語には連体形に付く。 ① 〔現在の推量〕今ごろは…しているだろう。 目の前以外の場所で現在起こっている事態を推量する。 出典 古今集 春上 「袖(そで)ひちてむすびし水の凍れるを春立つ今日の風やとくらむ」 [訳] ⇒そでひちて…。 ② 〔現在の原因の推量〕…(のため)だろう。 どうして…だろう。 目の前の事態からその原因・理由となる事柄を推量する。 出典 古今集 秋下 「吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風を嵐(あらし)といふらむ」 [訳] ⇒ふくからに…。 出典 更級日記 竹芝寺 「などや苦しき目を見るらむ」 [訳] どうしてつらい目に遭うのだろうか。 ③ 〔現在の伝聞・婉曲(えんきよく)〕…という。 …とかいう。 |ukd| feh| pws| csj| fgk| fra| nqn| ghz| ybg| vcb| ude| pik| otv| cgj| hku| gfk| lke| yoa| uqy| kjc| oyf| nht| wuy| fxr| mfa| qax| mkp| zdb| rmu| vci| yrj| llt| cyr| cop| hdd| ygm| uup| oho| xbn| vai| quf| jqh| hgb| yde| vdz| fqq| iiv| and| kjn| xct|