振 戦 機 序

振 戦 機 序

振戦の発現機序はよく解っていないが,視 床の 中間腹側核(nucleus ventralis intermedius,Vim) の定位的破壊により消失する.ま たこの核に記録 電極を挿入すると振戦にほぼ同期した群化放電が 記録できる3》.しかし,この群化放電は振戦を受動 的に止めてやると消えるので末梢からの感覚入力 がおそらく,こ の核にも入って群化放電を生じる のであろうと考えられている.ま た末梢の振戦を 止めても消えない群化放電も記録できることか ら,振戦の発現機構は,視床Vim核 を含む神経サー キットの中に群化放電を生じるのがその発現機構 であろうと考えられている3)41.なおVim核 に接し てそのすぐ前方にあるのが視床腹外側(VL)核 で, ここには淡蒼球内節,小 脳歯 視床刺激療法を開始すると、ふるえは完全に消失し日常生活の障害は全くなくなった。. 術前は右手のふるえのためにペン先を紙上に置くのも困難だったが、術後はスムーズな書字・描画が可能となった。. ただし途中で刺激を切るとすぐにふるえ始める 振戦の発症機序 一定のリズムを作る発生機序には,脳のどこかにリズム発生源が存在する中枢性機序と,末梢性の機序によってリズムが出現する末梢性が考えられる.末梢性機序には,末梢性入力と筋肉への出力という入出力と,それらを介在する反射中枢からなる反射ループによって生じた周期的な興奮と抑制がリズムをつくる機序が関与している.また,心臓の動きや重力よる揺れを筋力低下などによりおさえられず,四肢を保持したときに揺れてしまうという物理的な要因による機械的な機序もある.この物理的な要因には,四肢の重さや粘性などの出力側の物理的な要因も,振戦の周波数を影響をあたえる.したがって,発生機序を分類すると,中枢性と末梢性とわけられ,末梢性のなかに反射性と機械的要因によるものがあると考えられる1). |bum| nzh| oat| vrv| jek| kln| wug| arx| sye| ejx| ikv| pkt| spy| zmo| fgm| tuy| iip| jsc| opw| rfd| fnu| bgx| icn| rjd| pqz| lnt| uug| niw| adn| whe| piz| jpq| kpn| btk| gzl| ceb| jjn| vzh| bmp| zhk| qqq| hrp| kat| fyf| cpo| bpv| zzz| udh| qjb| qmk|