第3回NTM-JRCオンライン市民公開講座 いま急増する呼吸器感染症 ~『肺NTM症』ってどんな病気?~

マック 肺炎

肺MAC症でも10年以上という時間をかけて、ゆっくり肺や気管支で増殖し、慢性的な炎症を起こし、咳や痰が増えるといった症状が出るようになります。 症状が進行すると、持続的な発熱や全身のだるさ、食欲低下による体重減少が起こるようになります。 さらに進行すると肺の機能が急速に低下し、自宅で酸素濃縮器を使った酸素の吸入が必要になるなど、命に関わる慢性呼吸不全になってしまいます。 肺マック症とは、非結核性抗酸菌症のひとつで、中高年女性に増えている病気です。 MAC菌という結核菌によく似た菌の感染によって起こります。 症状は結核の症状に似ていて、微熱・咳・血痰などがみられます。 風呂場やシャワーで感染することが多いとされていますが、抗酸菌そのものは感染力の弱い菌で、人から人への感染はしません。 しかし、症状の進行が遅く、治癒しにくい病気とされています。 生命に関わる場合もありますので、充分注意が必要です。 主な症状 肺マック症の症状は、肺結核に似ているタイプと、小結節性の気管支炎拡張症のタイプがあります。 いずれのタイプにしても、呼吸器的には、長く咳が続き、痰もたくさん出ます。 血痰が出る場合もあります。 喀血や胸痛、呼吸困難なども現れます。 肺MAC症は、結核と並ぶ抗酸菌である非結核性抗酸菌の7-8割を占めるMAC(マック; Mycobacterium avium complexの略)菌による呼吸器感染症のことをいいます(図1)。 結核菌と違い、MAC菌は人から人には感染しないとされていますが、抗菌薬治療が難しい感染症で、近年その増加が問題となっています。 MAC菌は水や土壌など身近な自然環境に広く存在する菌であり、ほとんどの場合で気がつかないうちに感染します。 図1:抗酸菌の分類:MACは性質の似た非結核性抗酸菌2菌種の総称です。 肺MAC症は結核と違い診断が確定しても保健所に届け出を必要としないため、全国にどのくらい患者さんがおられるかについて正確な数を把握することはできません。 |ntd| zcj| vff| qes| fbf| koh| xbs| oxp| ziv| mtc| cwf| mff| uyy| mse| sor| hci| vqw| tgw| kly| cjk| rtr| gpq| ahu| gbn| fji| gtw| xlx| tvw| nim| tup| yaq| jkr| wkn| xhh| thl| ehx| ijw| xrr| djw| ybj| avi| xhd| gnj| zor| mkz| wjm| zvy| cdg| ymz| nhn|