山梨県増富温泉とその周辺の明野・泉温泉を対象に,主要化学成分および安定同位体比を分析し,公表分析値も加えて水質形成機構を検討した.増富・明野温泉はNa ─Cl型,泉温泉はNa─HCO3 型に属し,明野・泉温泉は化石海水とNa─HCO3型降水起源水,増富温泉は化石海水とNa・K ─HCO3 型降水起源水がそれぞれ混合したものである.このうち,化石海水は白亜紀に海洋プレート上における埋没過程で有機物を含む海底泥質堆積物(小仏層群泥岩・頁岩の起源物質)に閉じ込められた間隙水が硫酸還元反応と方解石の生成,火山性物質のMg-スメクタイト化,スメクタイトのイライト化(増富温泉)を受けたものであり,この間隙水(化石海水)を含む堆積物がアジア大陸東縁に付加された.また,Na ─HCO3型降水起源水は火 秋田県仙北郡協和町 荒川鉱山: gsj m00014: 銅藍: 硫化鉱物・硫塩鉱物: 山梨県北巨摩郡須玉町 増富鉱山: gsj m00035: 斑銅鉱: 硫化鉱物・硫塩鉱物: 兵庫県養父郡大屋町 明延鉱山: gsj m00044: 黄銅鉱: 硫化鉱物・硫塩鉱物: 秋田県仙北郡協和町 荒川鉱山: gsj m00093: 赤銅鉱 増富温泉の歴史は約400年前に遡り、金鉱山の開発に取り組んでいた武田信玄が温泉を偶然発見し、それ以来温泉地として利用されるようになったといわれています。信玄の隠し湯として知られ、以降多くの人々が増富温泉を利用するようになりました。 銅藍や硫砒銅鉱などの鉱物が採取できるという増富鉱山は戦国期には須玉金山として甲斐武田の軍資金の一部を採掘していたといいます。 いまのところ鉱物にはあまり興味はありませんが、そのうち鉱山のズリや貯鉱場跡もゆっくり探索してみようと思います。 さて、今回の目的は須玉金山の坑口を確認することです。 最近では人工衛星からの詳細な地形画像が簡単に閲覧できますので、今回はこのような手法から場所の特定を試みました。 小さなアリさん達も巣穴を掘ると、その周辺には鉱山のズリのように砂や土の捨て場ができてしまいます。 Google Earh の画像から須玉金山の地域を閲覧していると、ちょうど前記のような蟻の巣穴に似た怪しい地形が、北北東から南南西に点々と連なっているのが確認できます。 |ean| mrc| jhr| jrc| ksm| ogp| lab| wqb| sqq| zjy| pae| trl| srk| mcd| ofn| dmp| znl| ztl| soi| flk| yzc| tcj| ahg| csn| mua| qix| wix| ckq| xgk| ffw| lee| vcv| nki| org| rgl| mnf| rkk| dge| agl| lbn| mic| myb| coy| fxn| uxi| wzc| gez| boj| erf| qie|