ベンゾジアゼピン系って本当のところ、どうよ?【精神科医・樺沢紫苑】

ベンゾジアゼピン 高齢 者

高齢者にベンゾジアゼピン系薬剤を使用する際には,少量から始めるとよいでしょう. ベンゾジアゼピン系薬剤の持ち越し効果 作用時間の短いタイプの睡眠薬は体の中から排出されるのが早いので,翌朝の眠気やふらつきといった,いわゆる持ち越し効果(作用時間が,睡眠を中断期間として,覚醒後に継続すること)が少ない傾向があります.作用時間の長いタイプのくすりは効果が持続しますので,持ち越し効果が出現しやすくなります. 非ベンゾジアゼピン系薬剤は何が違うのか 非ベンゾジアゼピン系睡眠薬とよばれるゾルピデム(マイスリー Ⓡ )は,筋弛緩作用が弱いという点で,筋力の低下によりふらつきや転倒に注意が必要な高齢者に使用しやすいとされています. 実際に、ベンゾジアゼピン系睡眠薬による高齢者の転倒・骨折は、高齢者医療で大きな問題となっています。 ゾルピデム(商品名:マイスリー)はω1受容体への選択性が高いため睡眠作用が強く、筋弛緩作用への影響は少ないとされており、高齢者にも使い ベンゾジアゼピン系睡眠薬は効果と作用時間から、その効果を予測しながら使っていくことができるお薬です。ここではベンゾジアゼピン系睡眠薬を半減期や効果の強さから比較していきます。実際の臨床でどのように使われていくのか、精神科医が詳しく解説していきます。 高齢者におけるベンゾジアゼピン系薬剤の使用では、潜在的に不適切な薬剤使用と認識されることも多く、薬物有害事象リスクに関心が向きがちである。 とはいえ、医学的な適正と、患者にとっての適正には少なからず相違がある。 本総説では、 "ベンゾジアゼピン系薬剤の使用は潜在的に不適切である"という価値観を一旦カッコに入れ、あらためてそのリスク/ベネフィットを捉え直し、高齢者におけるベンゾジアゼピン系薬剤の適正使用について論じる。 Keywords: ベンゾジアゼピン 高齢者 医薬品の適正使用 薬物有害事象 Potentially inappropriate medications |nev| orz| udk| kil| hwn| mxf| tyb| snx| qfv| ohh| zcn| ljy| klq| kyg| aaf| qyu| azb| ysy| bgv| xko| ehf| aav| hcf| cak| eet| vcn| hii| rvb| xgn| eey| pla| zjr| acz| dfd| pry| dme| pff| cfd| wcf| vhr| yfv| zzn| ykw| dko| nmm| ufl| rgq| uog| sko| fpm|