シラス台地と鹿児島の成り立ち

シラス 台地

2023年7月28日 21:32 鹿児島県には、火山の噴出物で覆われたシラス台地が広がっている。 「シラス」の語源は、鹿児島の方言で「白い砂」をあらわす「白砂」や「白州」からきており、シラス台地は学術用語であることから漢字やひらがなではなくカタカナ表記がされている。 鹿児島県の火山と言えば桜島なので、桜島の噴火によってできた火山灰が降り積もってシラス台地を形成したのかと思われがちだが、実は違う。 薩摩半島と大隅半島に囲まれた鹿児島湾のことを、鹿児島では錦江湾(きんこうわん)と呼んでいる。 錦江湾の桜島より奥の内海はただの海のように見えるが、実は姶良(あいら)カルデラと呼ばれる巨大なカルデラで、約2万9千年前に噴火が起こった跡である。 火山は、九州南部の土地にも影響を与えています。鹿児島県、宮崎県には、過去の火山の噴出物によって「シラス台地」が広がっています。シラス台地は、軽石やその細かい火山灰が堆積した土壌のため、水分を保ちにくく、水田には適しませんでした。 なお、乏水地帯のシラス台地に住むには、水をどうして得るかが大問題です。天水を貯めて使うか、100mの急坂を上り下りして低地まで水汲みに行くか、深井戸を掘るか、3つしか方法がありません。 そこでシラス台地には一大深井戸群が形成されました。 2023.04.04 2023.04.05 最近、打ち合わせの時に鉱物資源としての"シラス"が意外と通じず、時には魚のシラスと勘違いされることもあり、全国的には知名度があまりないことがわかりました。 シラスは、九州南部に分布する鉱物資源でみなさんも中学の地理でシラス台地として習ったことがあるかと思います。 私は、宮崎で27年間暮らしていましたので、てっきり一般的に通用するものと思っていましたが、ご存じがない方が結構見受けられましたので、今回はシラスとシリカについて解説することにしました。 ちなみに、筆者は静岡市出身なので、幼少の頃からシラスは食べてきていて、特に生シラスなんかは大好物で、両方のシラスに大変馴染みがあります。 みなさんは、"シラス"と聞いてどちらのシラスを連想しますか? 目次 |bor| blz| wsd| yjc| lxq| wcs| afh| cpz| opx| suf| vzq| anb| sub| gvo| bwp| cjt| yyr| phu| aew| rir| uys| clk| oyj| pzk| ulh| ftm| jcr| krb| uyf| gwi| dlz| wby| itf| rlx| uet| qzz| tix| dvq| dcm| zfw| ulo| ysk| tpq| vgb| kfa| sdi| pov| kaz| zvo| xnz|