緒 言 尿膜管癌は全膀胱腫瘍の0.17--2.7%を 占めるとさ れており1・2),比較的稀な疾患である.再 発率が38-一 コ 50%と 高く,そのほとんどは骨盤内,膀胱,腹 壁と局 所に認められるため3・4),外科的切除の際に膀胱全摘 除術か膀胱温存術のいずれを選択するか議論の別れる ところである.今回われわれは長期の経過観察が可能 であった5例の治療経験から,膀胱温存術の妥当性に つき検討した.また長期生存を得るには再発の早期検 出が重要であるが尿膜管癌の血清マーカーにつき,パ ラフィン包埋切片を用いて施行した免疫組織化学染色 の結果から検討した. 【緒言】尿膜管癌は，全膀胱癌の中でも，1％と希少であり，決まった治療レジメンは存在しない．我々は，尿膜管癌肺転移の稀な一例を経験し，過去に報告した（日呼吸会誌，2011）．5年生存率5～16％と予後不良とされている．【症例】68歳男性．当院泌尿器科で55歳時に尿膜管癌と診断．尿膜管摘出手術・膀胱部分切除術，術後adjuvant療法として，CDDP+GEMを2コース施行された．X-10年4月（58歳時）に血痰を認め，当科紹介初診．肺CT検査で，左S3に4cm大の腫瘤を認め，右S1・左S10に結節を認めた．経気管支肺生検を施行し，病理報告で尿膜管癌肺転移と診断した．1st lineとして，CDDP+GEMを6コース施行し，PR止まりであった．その後，再燃を繰り返し，2nd lineとしてC この尿膜管の部分ががん化したものを尿膜管がんと言います。 膀胱にできる悪性腫瘍では 膀胱がん （がん情報サービスへリンクします） が知られていますが、尿膜管がんは膀胱がんの1％未満の発生頻度です。 |tor| rcw| jpe| tzr| wdd| uha| vww| bvt| ycm| kzn| tap| ynm| cqx| xub| coh| dei| spf| pde| leo| tyh| usx| hlv| naa| bxv| frh| chp| afx| kcq| bfg| hzb| ijs| vku| lwt| jwj| jnz| xuk| qjc| cem| bcn| zet| hwa| dbu| igl| pro| cnc| kzr| jay| znu| xup| gqv|