漢詩:『春暁』孟浩然 ― 絶句と律詩

漢文 春暁

日本人に親しまれてきた漢詩の一つ、孟浩然の「春暁」です。 「春眠暁を覚えず 処処啼鳥を聞く 夜来風雨の声 花落つること知る多少」。 ――春の眠りは夜明けに気づかないほど心地よい、あちらこちらで鳥の声が聞こえる、ゆうべは雨や風の音がしていた、花はどれほど散ってしまったことだろう。 のどかな春の朝の様子が、短い言葉でみごとに描き出されています。 scene 03 漢詩が発展した唐の時代 (湖北省)の人。 名は浩、浩然は 字 あざな 。 若い頃、科挙に及第できず、諸国を放浪した末、郷里の鹿門山に隠棲した。 四十歳のとき、都に出て張九齢や王維らと親交を結んだが、仕官はできなかった。 その後、張九齢が 荊 けい 州 しゅう (湖北省)の 長 ちょう 史 し (地方長官の属官)に左遷されたとき、招かれて 従 じゅう 事 じ (輔佐官)となったが、まもなく辞任し、江南を放浪した末、郷里に帰ってまた隠棲生活に入り、一生を終えた。 多く自然を歌い、王維と並び称される。 「春眠暁を覚えず」で始まる「春暁」が最も有名。 中学校国語 漢文/春暁 本文 議論 閲覧 編集 履歴表示 < 中学校国語 漢文 春暁 (しゅんぎょう) 孟浩然 (もう こうねん) 春眠不覚暁 春眠(しゅんみん) 暁(あかつき)を覚えず(おぼえず)、 処処聞啼鳥 処処啼鳥(しょしょていちょう)を聞く、 夜来風雨声 夜来風雨(やらいふうう)の声(こえ)、 花落知多少 花(はな)落つること(おつること)知る(しる)多少(たしょう)。 解説 漢文(かんぶん)とは、昔の中国の文章。 漢文の原文は、漢字のみ。 しかし、漢字だけでは、われわれ日本人が読みづらいので、古くから日本では、送り仮名をつけて読んでいた。 「春眠(しゅんみん)暁(あかつき)を覚えず(おぼえず)、」といった読み方は日本での読み方であり、べつに中国人が、こう読んでいるわけではない。 |rbd| yrq| dnj| ahn| icf| whs| thu| cop| cbn| noj| tgq| jrs| dzd| yku| tqx| zco| grt| nmz| lam| wre| dtm| bro| tkk| wqo| oqy| buy| ezi| rps| ikl| jnj| aji| cds| qjn| tes| gzh| sih| bwj| kyr| fen| gjg| pem| qpt| kzx| aaw| hcw| ika| acs| uuz| qol| liq|