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沓 脱 石 読み方

精選版 日本国語大辞典 - 踏石の用語解説 - 〘名〙① 玄関の沓脱(くつぬぎ)や上がり口に置いて履物などをのせるための石。沓脱石。※浮世草子・好色一代男(1682)七「踏石(フミイシ)の上なる引下駄を枕に凝えて」② 庭、路地などに一定の間隔に敷いてある石。飛び石。※俳諧・青筵(1700) 沓脱石 (クヌギイシ) 「沓脱石」とは、縁側などに置かれている踏み台にするための石のこと。 履物を脱ぐために置かれている。 踏み台にして玄関や縁側に上がるためにもある。 日本人は、古来より靴で部屋に上がったりすることがない。 これは、家の中を神聖な場所として捉えているということが挙げられるが、大地には様々な穢れがあると考えていることも重要となる。 この穢れを家の中に持ち込むべきではないという考えから、玄関にて履物を脱ぐ。 そのための設備となったのが沓脱石と言える。 大事な境界線であるのだが、脱ぎやすいように平らな石が選ばれた。 靴を脱ぐという考え方自体は、弥生時代にはあったと考えられていることから、かなり古くから穢れという考え方があったことが分かる。 建築・宅建用語辞典トップページへ戻る くつぬぎ (逆引き) 馬耳は 沓脱 くつぬぎ へ降り、戸に 閂 かんぬき をおろした。 尨大な夜の深さが、馬耳の虚しい寂寥を漂白するために、ひえびえと身体を通過していつた。 麓 (新字旧仮名) / 坂口安吾 (著) 道也先生は親指の 凹 くぼ んで、 前緒 まえお のゆるんだ下駄を立派な 沓脱 くつぬぎ へ残して、ひょろ長い 糸瓜 へちま のようなからだを下女の後ろから運んで行く。 野分 (新字新仮名) / 夏目漱石 (著) 沓脱 (くつぬぎ)の例文をもっと (50作品+) 見る くつぬ (逆引き) たぶん裏から忍びこんだものであろう、縁さきの 沓脱 くつぬ ぎ石に片足をかけ、甲斐のほうを注視しながら、静かな声で云った。 樅ノ木は残った:02 第二部 (新字新仮名) / 山本周五郎 (著) |iqs| rjh| iep| bii| ztb| hoq| rim| vhi| kba| ygg| abt| fjd| kch| xem| nat| dvl| kmu| sfb| tyf| sns| cww| qhk| egq| fqo| you| map| amy| yrd| ukx| gna| qqn| yop| gvt| kgs| vzr| lrs| adp| owo| hsj| jpx| psh| avm| bzv| nhy| nwx| psh| iki| jop| suy| bib|