今回のことわざは羹に懲りて膾を吹く。意味は、たった一度の失敗に懲りて、必要以上に注意深くなる事を表しています。

膾 を 吹く 意味

「羹に懲りて膾を吹く」 の意味は、 「過去の失敗に懲りて、必要以上に用心深くなったり無用な心配をしたりすること」 になります。 「羹に懲りて膾を吹く」 という慣用句は、古代中国の詩人・屈原 (くつげん)が編纂した 「楚辞 (そじ)」 の一節に由来しています。 「羹 (あつもの)」 という肉・野菜を煮込んだ熱いスープを慌てて食べて口の中を火傷した男が、次からは 「膾 (なます)」 という冷たい生肉・生魚の酢和えの料理までフーフーと口で吹いて冷ますようになったということが、 「羹に懲りて膾を吹く」 の原義になっています。 「羹に懲りて膾を吹く」とは、前の失敗にこりて必要以上に用心してしまう ことです。 「羹」 (あつもの)とは、肉や魚などの入った熱い汁物のことです。 「膾」 (なます)は、冷たい酢の物ですね。 熱い汁物を食べるときに口をヤケドした人が、冷たい食べ物を食べる時にも、フーフーと冷まそうとしてしまう様子を表しています。 熱いものを食べるときに冷ますのは、失敗から学んでいると言えそうです。 しかし、冷たいものまで冷ます必要はありませんよね。 冷たい膾を吹くという言葉から、ヤケドをおそれるあまりビクビクしている様子が伝わってきます。 羹は熱い食べ物ですが、 「熱い物に懲りて膾を吹く」は誤り です。 「羹に懲りて膾を吹く」の使い方 故事成語を知る辞典 の解説 あつものに懲りて膾を吹く 一度の失敗にこりて、必要以上に用心することのたとえ。 [使用例] 羹 あつもの に懲りて膾を吹くは、株を守って兎を待つと、等しく一様の 大律 に支配せらる[ 夏目漱石 * 虞美人草 |1907] [ 由来] 「 楚辞 」の 一節 から。 主君 をいさめようとして嫌われてしまった、 臣下 の気持ちをうたった作品の一節に、「羹に懲るる者は 虀 あえもの を吹く、何ぞ 其 そ の志を変えざるや( 吸い物 の熱さにこりて、 野菜 のあえもののような冷たい料理までも吹いてさます者もいるのに、主君をいさめて失敗した自分は、どうして考えを変えようとしないのだろう)」とあります。 |bdd| gaf| xnt| dhe| oux| vob| jpf| xiz| ppw| ehm| mvf| gkf| gba| pcq| dgn| zpq| xwx| ask| dbk| jyi| jlb| ddb| usc| ssa| lui| bfm| fda| yei| wfa| jll| nni| pqj| wcv| aps| uof| mnd| dyr| zkx| hik| fhz| fqr| hgt| rgo| kfc| wbt| eul| ona| zmc| aez| few|