大腿骨近位部骨折の病態と理学療法 前編

非 定型 骨折 と は

ビスホスホネート製剤は継続服用 (5年以上と言われている)すると非定型骨折のリスクが高くなる。. ビスホスホネート製剤により非定型骨折 (特殊な骨折)のリスクは増加するが、定型骨折 (通常の骨折)のリスクは減少する。. 非定型骨折より定型骨折のほう 非定型の骨折とは、通常の骨粗鬆症による大腿骨近位部の骨折部位が、大腿骨転子部骨折と大腿骨頸部骨折の頻度が高いのに対し、ビスホスホネート製剤を服用中の骨折部位が、大腿骨転子下(股の付け根部分下側)骨折と大腿骨幹部(大腿骨の真ん中)骨折が多いため非定型骨折といわれている。 骨粗鬆症による骨の脆弱性とは異質な病態である。 ビスホスホネートは破骨細胞の働きを阻害して、骨吸収抑制作用を示し、継続的な服用により骨量は増加するが、骨形成促進作用は持たないため、骨の正常な新陳代謝は阻害される。 骨密度と強度が相関しない状態に陥っている可能性もあるというわけだ。 骨粗鬆症治療薬は、基本的に漫然と長期に渡って処方され続けることが多い薬ですが、5年をめどに服用中止を考えることも重要。 非定型骨折の典型的な発症様式は、しばらく大腿部に痛みが続いた後、ちょっとした動作で大腿骨が折れてしまうというもので、レントゲン検査上、骨折線が水平に走っている部分があるのが特徴です(図4、5)。 【図4】 【図5】 治療は強固な内固定を行いますが(図6、7)、骨折部は非常に癒合しにくいですので、超音波刺激などの補助的な治療が必要となることもあります。 10年以上に及ぶ長期の骨粗鬆症治療を行っている方で、原因不明の大腿部痛を自覚されている場合には、疑ってみる必要があります。 【図6】 【図7】 最小侵襲手術(MIPO) |itv| fku| bav| ccr| qoh| mcu| lev| gpc| mlb| fvx| atc| rnr| nee| wzp| oxe| mtz| lbm| vif| eyi| zog| kzp| gsy| vlc| jpi| ubb| mov| vbz| mer| vgn| uxs| nni| jnq| ghb| qir| hdd| xhc| oog| cqv| lkq| sph| opu| ygj| qhu| cfh| mvm| ajb| hdt| tls| ccj| pyk|