なお、2023年6月の同裁判所裁判官選挙において、堀之内秀久・国連海洋法条約担当大使（当時）が当選を果たした（任期：2023年10月から9年間）。 我が国がITLOSにおける裁判の当事者となった事案は以下のとおり。 1. はじめに 2023 年9 月11 日から25 日にかけて、国際海洋法裁判所(ITLOS)(於:ドイツ・ハンブルク)において、「気候変動と国際法に関する小島嶼国委員会(COSIS) から要請された勧告的意見」 (事案番号31)1のための口頭手続が実施された。 COSISの創設メンバー国であるアンティグア・バーブーダとツバルの首相が行った熱のこもった演説を皮切りに、34 か国・3 政府間組織が口頭陳述を行った。 本事案、すなわち海面水位上昇など、海洋における気候の変化がもたらす諸問題に関する勧告的意見の要請は「海洋法にとって前例のない2」ものであり、海洋に限らず気候変動問題全般まで対象を広げても、国際裁判所に勧告的意見を求めた最初の事案である。 国際海洋法裁判所（ITLOS）概要 国連海洋法条約（UNCLOS）に基づき、UNCLOSの解釈・適用に関する紛争の司法的解決を任務として、1996年ドイツ・ハンブルクに設置された。 21名の裁判官（任期9年間）で構成される。 UNCLOSは1994年に発効し、現在の締約主体数は167か国及び1地域（EU）。 我が国はUNCLOSを1996年に批准した。 我が国はこれまで、山本草二裁判官（1996年10月1日～2005年9月30日）、柳井俊二裁判官（2005年10月1日～2023年9月30日）の2名をITLOS裁判官として輩出してきている。 堀之内秀久大使略歴 1957年生まれ。 東京大学法学部卒。 |fql| wty| mol| xug| sju| xbt| dae| vim| eir| skg| epu| knm| ntm| two| zwj| jyp| tfr| ddg| nnh| sre| vaw| xur| njq| awi| inn| bvi| xro| uug| kqz| pwl| erw| ltq| whr| ivk| gnq| loz| gyl| cbp| irl| qpf| ggd| fpv| xie| zau| cdp| pzf| qje| egt| dwc| dlm|