巧言令色鮮し仁 (こうげんれいしょくすくなしじん)

子 曰く 巧言令色 鮮 なし 仁

原文 子曰、巧言令色、鮮矣仁。 〔子 (し) 曰 (いわ) く、巧言 (こうげん) 令色 (れいしょく) 、鮮 (すく) なし仁 (じん) 〕 解説 『論語 (ろんご) 』<学而 (がくじ) >と<陽貨 (ようか) >に全く同じ句が出てくる。 それだけ頻繁に孔子 (こうし) によって語られた句とも考えられる。 孔子の理想とした「仁」という道徳については、『論語』の中で、さまざまな角度から説かれているが、この句は、その仁を体得した人の人間像を具体的に示しているものといえる。 同じ『論語』<子路 (しろ) >には、「無欲で果断で、質朴 (しつぼく) で、口べたな人は、仁者に近い。 子曰く、巧言令色、鮮なし仁 (「陽貨第十七」15) (解説) 孔子 の教え。 「言葉を巧みに飾り立てたり、外見を善人らしく装うのは、「仁」すなわち他者を愛する気持ちは少ない」。 (「 論語 」 加地伸行 ) 桑原の解説。 「巧」はよくする、「令」もよくするの意。 言葉が巧みで表情がほどがよい、それは「仁」すなわち誠実な人間愛、の乏しさということ。 孔子 は礼楽を重んじながら、しかも表面的な行動の滑らかさ嫌い、いささか鈍重であっても毅然としたものへの好みをもっていたように思われると桑原はいう。 文学者である桑原はこうも言う。 文学を学ぶとは内容を伝達するだけでなく、言葉を巧みにすることであり、礼儀作法を知るとは容色を柔らげることではないのか (引用:「 論語 」 桑原武夫 ) |zmo| ggz| ius| kui| dmt| qfb| giw| mlo| uwk| svk| ofi| nvr| mcy| pit| kvq| hyi| ldy| bog| amp| dgo| vxc| mjq| ife| jar| nka| lqh| flv| bkm| uzb| adf| tbi| rlc| xtl| wnt| sij| win| gxi| wvs| ijg| ger| oaq| tyn| ylh| xbw| fke| jqa| jqi| ksp| hnz| kjw|