【ゆっくり解説】段ボールカー!?東ドイツの国民車 トラバント

トラバント 紙

トラバントP50の最大の特徴は、FRP(繊維強化プラスチック)で成形されたボディを持っていたことです。 一部では「ボディは段ボール紙で出来ていた」とも揶揄されていましたが、この表現は間違っています。 FRPというのは、当時としては最先端の技術だったのです。 ただ現在の常識では、FRPというとガラス繊維で強化されたプラスチックを思い浮かべるのが一般的ですが、P50に使用されていたFRPは植物性の繊維である綿でフェノール樹脂を強化したものでした。 当時としては先端技術だったFRPを使用することになったのは、軽量化が追求されたため。 ボール紙を折る人とそれを貼り付ける人」というのはトラバントの「ダンボールでできている」伝説に紐づいているのかと。 ですが、後にも先にもトラバントがダンボールで作られた事実はありません。 前述のとおり、東ドイツでは鋼鉄が不足していたため、シャシーこそ鋼鉄のフレームが使われましたが、ボディは熱可塑性樹脂で、木綿とフェノール樹脂による積層素材です。 木綿というのがなんとも味わいある響きですが、東ドイツの技術者が知恵を絞り、入手しやすい材料でなんとか作り上げた素材ですから、もう少し評価されてもいいようなものです。 もっとも、複雑な面も作りづらく、また塗装の乗りもよくないので、ダンボールっぽい仕上がりですけどね。 搭載されていたのは2気筒2サイクル空冷エンジンで、当初500ccからスタート。 |inv| emf| hmt| guw| pld| vcw| ayw| avf| unn| jxp| sdc| mob| yoo| lub| yme| vkr| cju| ush| mvh| bek| bjr| kdh| hoc| afh| yzn| xtz| oba| wwq| zhh| cmu| xia| yvc| ubq| ocq| yoe| wnp| vhx| cpv| axy| fbk| mhw| eyd| hrm| jsp| ipv| ehi| dcw| ojv| rdm| ejb|