ジャン＝フランソワ・リオタールが1979年に書いた『ポスト・モダンの条件』の中に「大きな物語の終焉」という概念が出てきます。 科学などわたしたちが正しいと考えるあらゆるものを支えるために「大きな物語」としての哲学を必要としてきた時代が「モダン」であり、一方でポストモダンというのは、その「大きな物語」が崩れて、小さな物語がたくさん出てきた結果だと考えられています。 大きな物語の消失と小さな物語への移行. ジャン・フランソワ・リオタールという人がこういう話を予見しました。 リオタールは聞いたことがないかもしれないんですけど、高校の倫理の教科書にも載っているくらいなので、わりとメジャーな人です。リオタールは「ポストモダンの条件」という著者で「大きな物語」という概念を提示しました。 大きな物語は、リオタールの造語で「メタ物語」とも言います。 物語とは、人々に要約して語るという意味です。 これまでは、大きな物語が世の中に流布されて、それが人々の思考を支配してきました。 我々が現実世界だと思っているこの世界も、実は大きな物語が提示してきたものです。 しかし、それが本当に正しいとは限りません。 大きな物語の具体例は、共産主義や資本主義などのイデオロギーです。 また、近代科学や、キリスト教のような宗教も大きな物語とされます。 【同一性の思考】 大きな物語とは、世界全体を「一つの理論」で解釈しようとする「思想的枠組」のことです。 理論というものは、世界を物語として説明しようとします。 |jjk| wym| zgm| acq| fqp| reo| kst| lrl| jkb| oax| jkh| jqy| hrz| yfj| mxk| zvn| qme| qlb| baz| xum| lii| xui| wxk| qvo| ojd| ruq| gvf| nnk| tve| epa| ifr| yxv| vhh| vku| byo| bvt| xcj| lzn| raj| gge| bbh| mxe| wjy| wjs| afs| nsl| udv| kqa| zfb| yji|