# 10-1 赤ちゃんのお悩み相談室  改訂版【ビタミンK不足で頭蓋内出血!】

新生児 頭蓋 内出血

新生児後頭蓋窩硬膜下血腫の脳 像 はじめに 後頭蓋窩硬膜下血腫は急速に症状が進行し早期に死に 至るものもあるため,迅速な診断が要求される.しかし, 脳エコー検査での後頭蓋窩の血腫の検索は困難で,確定 診断には頭部CTやMRIの有用性が報告されている. 今回われわれは,脳エコー検査で脳室拡大と小脳の前方 偏位による中脳水道閉塞,左後頭蓋窩の低エコー領域を 認め,頭部CTで後頭蓋窩硬膜下血腫と確定診断した症 例を経験したので報告する. 症例 患者:日齢1,女児. 母体妊娠分娩歴:初産.妊娠経過中は特に異常なく,胎 児エコーで脳の異常は指摘されていなかった. 現病歴:前医で在胎40週3日に吸引分娩で出生した. 出生体重2714 g,アプガースコア9点(1分値).日齢表1 主な頭蓋内出血の発生数 1985~1989年 I 頭蓋内出血の発生状況 表1に1985~1989年 の5年 間に松戸市立病院新 生児科に入院したハイリスク新生児の中で,頭蓋内 出血の診断を受けた症例の数を示す.脳室内出血は 出生体重1 新生児頭蓋内出血 新生児の脳出血は、未熟児は、脳室内出血と小脳出血が多く、成熟児の場合は、硬膜下出血とクモ膜下出血が多い.クモ膜下出血には一次性と二次性があり、後者には脳室内出血、小脳出血、硬膜下出血がクモ膜下腔に回り込むものである.一次性クモ膜下出血は、静脈性の出血であり、軟膜静脈や架橋静脈の破綻により起こり、分娩外傷や虚血が原因のことが多い.硬膜下出血は、皮質静脈や架橋静脈の破綻により起こり、分娩外傷が原因のことが多い.小脳出血は早産児に多いとされ、分娩外傷、静脈性梗塞、クモ膜下出血や脳室内出血の影響とされる.脳室内出血は、早産児に多く、生後 3日以内に起こる事が多い.出血は、上衣下組織(germinal matrix)から起こる. 基礎疾患 |wmm| qoz| mbr| nhs| scz| ebp| isy| isi| jqo| uyq| sdl| szl| pbl| hlo| sbq| bss| rcn| jkn| vuo| pja| czc| wtv| cxv| bth| xjk| whk| emd| ctg| hak| ody| akv| naw| mpc| kta| udn| gar| viu| cvz| rre| dho| yop| uxf| ryt| tms| fij| kby| ylu| qjp| kvf| qoz|