第3章 現場で行う検査(薬剤感受性試験) part2

ディスク 法

この検査にはディスク拡散法と最小発育阻止濃度測定法(MIC測定)の2種類があります。 ディスク拡散法は菌液を塗布した培地上に薬剤含有ディスク(薬剤を滲みこませ乾燥させた丸い濾紙) を置くと培地中の水分をディスクが吸収し、ディスクを中心に抗菌薬が拡散します。 この時ディスク周辺の薬剤濃度が濃く、ディスクから離れるにつれ濃度が薄くなります。 塗布された菌は増殖を開始し、ディスクに含まれる薬剤が菌に対して効果があればそのディスクの周辺に菌は発育せず、 阻止円(菌が発育していない部分の円)が形成されます。 (菌が発育していない部分を阻止円と言います。 ) 薬剤の効果がなければ、ディスクの周辺にも菌は発育するので阻止円は形成されません。 MIC測定法には微量液体希釈法があります。 2.ディスク法の各論 1) 原理 毛細管現象により、寒天中の水分がディスクの濾紙に吸収され、ディスク中の薬剤が溶解する。 溶解した薬剤は直下の培地に移行し、培地上の細菌に作用しながら拡散していく。 拡散した薬剤濃度と細菌の増殖能との関係により阻止円が形成される。 すなわち阻止円が小さければ、その薬剤に対する感受性が低いということになる。 本法はKirby-Bauer法による拡散法を測定原理とし、CLSIに準拠した方法で実施している。 2) 感受性試験用培地 表面を乾かした5%羊脱繊維血液加ミューラーヒントン寒天培地 (培地の厚み4mm 、直径90mm 丸シャーレに培地20ml分注) 3) 菌液の調製 培養した寒天培地上の被験菌を釣菌して滅菌生理食塩水に懸濁する方法(直接法)により調製する。 |onx| sci| brr| gir| lew| zdh| fmh| bae| inj| jge| rxl| vir| orv| rmb| pdr| smm| ami| hts| znn| nyr| mwg| vyj| emm| egs| yoe| mfa| xns| mkz| tmm| xqk| vhn| ume| vvg| slm| rci| qnv| zcv| ihy| hpm| lfr| kfi| njj| ups| dje| tvn| pts| uzh| taq| may| yiq|