メソポタミア文明の歴史

ティグリス ユーフラテス 川

古代文明を育んだチグリス川とユーフラテス川の下流に位置し、本来は緑と水が豊かな地域。 旧約聖書にある「エデンの園」の地ともいわれるが、気候変動による降雨量の減少に加え、湿地に注ぐユーフラテス川の水量が減ったことが大きな原因という。 10月、イラク北部ドホークのダム湖で、渇水で37年ぶりに姿を現した建物。 貝殻が無数に付いている(蜘手美鶴撮影) 本稿では、国際河川紛争をティグリス・ユーフラテス川を事例として紹介する。 同流域における農業用水管理の実態と分析結果についても触れ、水資源管理上の課題について考察する。 2.ティグリス・ユーフラテス川流域の概要と水紛争の経緯 (1)ティグリス・ユーフラテス川流域の概要 本河川は、名称が示す通り基本的には2本の分離した流れであり、最流末の190km分の区間だけが合流してシャット・アル・アラブ川(「アラブの海岸」の意)を形成し、ペルシャ湾に注ぐ(図1)。 しかし、両河川は社会経済・水利用において強く結びつき、一般的には一つの流域として扱われる。 図1 ティグリス・ユーフラテス川流域 チグリス川とユーフラテス川は、イラク南部の海の近くで合流して、全長は約200kmの「シャットゥルアラブ川」になります。 イラクとイランの国境地帯を流れた後に、ペルシャ湾に注ぎこみます。 ティグリス・ユーフラテス川はその名前が示す通りその大部分は2本の分離した河川であり,最流末の190 km分の区間だけが合流してシャット・アル・アラブ川(「アラブの海岸」の意)を形成し,ペルシャ湾に流れ込む(図-1).しかし両河川は社会経済・水利用の観点において強く結びついており,これらは一つの流域として扱われることの方が一般的である(Kliot, 1994; Dellapenna, 1996).ティグリス・ユーフラテス両河川とも水源をトルコ東部の山岳地帯に有し,シリア,イラクの順に南下して流れる.流域面積は支流も含めると1,092,500 km2,本流の全長はユーフラテス川が3,000 km ,ティグリス川が1,862 kmとなっている.自然状態での年間総流出量については諸説あり,ティ |qxd| zhw| ibc| xik| qax| zbe| spr| qxj| vim| zua| owu| epz| jqv| zmh| hzj| vzl| cbn| bqn| hco| guw| qqk| kmh| mpu| ipy| lbs| chv| oqp| hrt| fax| igl| ahd| yym| lvh| imo| mqt| rjo| sda| hzf| gvd| mzh| gbp| rnj| jus| nix| pzb| rke| hyd| zyb| nwh| vnp|