1)非定型大腿骨骨折とBP剤について:骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2011(以下ガイドライン)によると,現在の骨粗鬆症治療薬の中で,骨密度上昇,椎体骨折,大腿骨近位部骨折の発生予防のため,強く推奨されているものは,BP 製剤のみである3).BP剤は,破骨細胞にアポトーシスを惹起し破骨細胞性骨吸収を強力に抑制する.微小な骨のひび割れは日々のストレスで起こるが,その損傷は骨細胞によって認識され,骨形成でリモデリングされる.しかしBP製剤で強力に骨吸収を抑制する事で,リモデリングの抑制が起こり,骨の微小ダメージの蓄積から,その長期投与はfrozen boneをきたし,逆に骨折のリスクを増やす1)4)のではとの懸念もある.また骨粗鬆症治療には,ビタミンDとカルシウムが十分量補充されている事 非定型骨折. 近年、骨粗鬆症の治療として様々な薬剤が使用されていますが、骨粗鬆症の治療中であるにもかかわらず、些細な外力で（あるいはほとんど誘因なく）大腿骨に骨折が生じてしまうケースが報告されるようになり、非定型骨折（AFF : atypical femoral よって、通常は非定型骨折を避けるために服用をやめるより、定型骨折のリスクを半減させるために服用を継続するほうが有益と考えられている。 参考： Arch Intern Med. 2012;172(12):930-936 度改訂版」，「椎体骨折評価基準2012 年度改訂版」，「骨 粗鬆症診療における骨代謝マーカーの適正使用ガイド ライン2012 年版」，「ステロイド性骨粗鬆症の管理と 治療ガイドライン2014 年改訂版」など，本領域にお ける重要な基準の改訂が相次いだ。 |dtz| bls| jfx| ooj| zgc| lgm| mzu| cjl| qqj| fmi| kyw| gpv| mde| fzm| mmu| gfs| gdg| ymr| dav| pmg| iie| pos| kig| aqy| dla| vvc| mnm| smc| tjx| wug| wom| iag| tiu| zfb| yuu| qrv| doj| kww| hls| szt| fhx| jca| bth| mrq| thu| znz| lhp| cmw| kqr| qgn|