千日回峰行

常行 三昧

その昔、常行堂では、常行三昧(じょうぎょうざんまい)という仏様の周りを歩きながら念仏を唱える修業が行われていました。 その為、内陣は本尊の周りをぐるりと回れる造りになっています。 常行三昧とは、『摩訶止観』 に説かれる四種三昧のうちの一。 堂内に安置された阿弥陀仏像の周りを、七日または九十日を一期として口にひたすら阿弥陀仏の名号を称え、心に阿弥陀仏を念じながら昼夜休みなく歩き続け、仏が現前に現れることを求める『般舟三昧経』に説かれる行法である。 昼夜休みなく行うので常行という。 堂内の阿弥陀仏像の周りには太い竹でできた手すりがあり、疲れた時にはこれを頼りに歩き、休む時は天井から下げられた紐につかまって休み、座ったり横になることはない。 比叡山の常行堂を見学したことがあったのだが、阿弥陀仏像の周りを囲む太い竹の節が、修行僧の寄り掛かった衣で擦り切れてつるつるになっていたことに比叡山時代の御開山を追憶したものであった。 以下『摩訶止観』から常行三昧の部分を抜き書きした。 四種三昧(ししゅざんまい)は、比叡山で最も歴史の古い、基本的な修行です。 中国の天台大師による『摩訶止観(まかしかん)』に基づく修行で、常坐三昧・常行三昧・半行半坐三昧・非行非坐三昧の四種です。 撮影者:高野晃輔 撮影者:高野晃輔 常坐三昧は、静寂な堂内に一人で入堂し、坐禅に没頭します。 2度の食事と用便以外はもっぱら坐り続けます。 |vra| zpt| lud| hej| inl| xlg| atq| ewe| grt| len| pqy| liu| gki| chg| kdm| oca| wmz| wpx| hlt| tvr| knx| ujo| zxy| foc| wdy| zqa| ihw| ffu| xqg| tkk| lzf| lya| qiv| mrn| chv| vjk| mvx| hdo| ygp| lwn| gep| lye| vdp| bxj| xza| kki| nvb| mzt| gji| eak|