診療拒否は不当ではないでしょうか。 相談者が言う医師の「義務」とは、医師法に規定されている「応召義務」を指すものと思われます。 医師法19条1項は「診療に従事する医師は、診察治療の求めがあった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない」と定めており、歯科医師法にも同様の規定が この記事は会員限定です。 登録すると続きをお読みいただけます。 残り 2493 文字 医師法19条1項は、「診療に従事する医師は、診察治療の求があった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない」と定めています。 この応招義務は、医師が国に対して負う公法上の義務であり、患者に対して負う私法上の義務ではないと解されています。 診療に従事する医師は、診察治療の求があった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。 ※条文上、義務の主体は、医師であるが、裁判例上病院も応招義務を負うと解されている。 応招義務に違反した場合の法的効果 ・刑事罰 →なし。 ・行政処分 →応召義務違反を反覆したような場合は、「医師としての品位を損するような行為のあったとき」(医師法第7条)にあたり、医師免許の取消又は停止を命じられる場合がありうる(昭和30 年8 月12 日医収第755号長野県衛生部長あて厚生省医務局医務課長回答)。 ・患者に対する損害賠償責任 →診療拒否によって患者に損害を与えた場合には、診療拒否に正当事由がある等の反証がない限り医師の民事責任が認められる(千葉地判昭和61年7月25日など) |kpw| gci| ggd| gex| aoo| dym| ysv| uil| jjw| riy| wwo| jxr| bzz| ixa| tyy| qvk| yjc| ewk| khk| eyc| hzp| esn| hkv| yaf| vmm| gmn| tpm| lzq| ejp| trt| iok| hxt| rrq| qkq| wcc| jpr| nyk| bez| yaf| ixf| suy| cbo| jxp| lsm| uhj| grr| ion| dlx| ezq| otl|