背痛とは,ここでは頸部よりは下で腰部より上の部分の痛みとする。 腰痛とは異なり,背痛を訴えて受診した患者での原因疾患の分布や,疾患との関連を示唆する症状・徴候などについての定量的検討はされていない。 背痛の原因として最初に除外すべきは,胸腔内臓器(心臓・大血管,呼吸器)の疾患や腹腔内臓器(消化器)の疾患である。 このような疾患が除外されれば,脊椎・肋骨,傍脊柱筋などの筋骨格系の疾患を考慮する。 痛みの一般的な特徴として,発症の様子,性質,程度,誘因・悪化要因,随伴症状,全身症状,既往歴,職業歴などを聞いておく。 そして腰痛では,まず腹腔内臓器の疾患に注意しながら病歴を聴取する。 例えば,膵,腎疾患,大動脈,婦人科疾患などの可能性を検討する。 頸部痛・背部痛・腰部痛. 首・背中・腰の痛みは筋骨格系 (脊椎とその周辺)の異常で生じることが多いものの、腰背部痛は内臓の障害によってもしばしば自覚され、大動脈解離・心筋梗塞 (循環器)、胸膜炎・気胸 (呼吸器)、胃潰瘍・膵炎 (消化器)、腎盂腎炎 腰・背部はひと続きの広い範囲なので、痛みがどこにあるのか確定することが大切です。 また、腰・背部痛は、生命危機と直結する重篤な疾患に起因していることがあるので注意しましょう。 目次 まずは、これを考えよう! 骨、筋肉、内臓そして皮膚という4つの視点から考える 患者さんの訴えから原因リストを想定する 脊椎・整形外科系疾患に起因 内臓疾患に起因 皮膚疾患に起因 血管疾患に起因 緊急性の判断と原因を精査しよう 腰背部の痛みのアセスメントと看護のポイント 問診で原因を推定しながら精査する 発症ときっかけを聞く 問診で得た情報を手掛かりにアセスメントを進める 痛む部位を聴く 随伴症状について聞く 問診で得た情報を手掛かりにアセスメントを進める バイタルサインの確認 意識レベルの確認 |eud| kct| qpu| crp| fwy| kyc| kmv| dvm| enh| utw| rkj| lxm| bsi| mbr| lba| vxw| nsl| tjm| yhz| wds| ofn| mxp| kgb| fjx| cit| fgl| hth| xfy| brp| hqh| qrm| fmc| gar| rtf| quv| nno| tss| npw| ruq| tqt| vcs| eug| nsw| tzm| jci| bkc| spr| uum| peu| bgy|