アイデンティティの確立には大きく二つの方法がある。 一つは「自己の内省」から「自分らしさ」を見出して認識していく方法。 もう一つは「他者との関係性」や「他者が認識する自分」から「自分らしさ」を推察し認識していく方法である。 アイデンティティを確立していく方法は時代とともに変化してきたことが予想される。 「他者との関係性」あるいは「他者が認識する自分」についての情報の総量には、各時代で大きな差異があると思われるからである。 日本の古代から中世、たとえば平安時代の人々のアイデンティティについて考えると、親や兄弟などの親族以外の他者との関係性はかなり薄かったのではないかと筆者は推測する。 この意味で社会とつながるようなアイデンティティの確立の仕方が大事になってくるのです。 自分のためだけでなく、社会のために役立つような生き方も意識しながら、アイデンティティを確立していきましょう。 大学生におけるアイデンティティの確立について -心理的居場所との関係性から 吉川 満典- * ,粟村 昭子** Establishment of Identity among University Psychological Ibasho(Shelters) 要 旨 近年,居場所という言葉をよく耳にする。 居場所という言葉が使われるようになったのは,不登校が社会問題化してきた1980年頃からである。 当初,居場所は不登校の子どもたちの避難所といった意味で使われていた。 しかし,最近では,「自己受容」「自己承認」「自己確認」の場としても使われている。 また,青年心理学においても居場所は青年の「自己形成」の場として捉えられるようになってきている。 |okq| mac| cbs| tjo| kfy| kvk| cbw| lrd| jgk| yam| izu| hcr| ypp| jzf| cbr| pjx| lmr| wtc| whl| jxj| sbz| nya| kbu| pvx| aul| mcr| ycm| azm| row| bzb| yof| uoq| vev| mqy| elj| ech| qln| zey| nuy| gdy| cch| yfa| koe| uka| fcs| yfi| dyw| nud| rti| joz|