片頭痛の予防薬について さむら脳神経クリニックvol.10

バルプロ 酸 片 頭痛

片頭痛予防薬:エビデンスのある薬剤. カルシウム拮抗剤:ロメリジン,ベラパミル抗てんかん薬:バルプロ酸(徐放製剤を推奨),トピラマート遮断薬:プロプラノロール,メトプロロール,アテノロール,ナドロール抗うつ薬:アミトリプチリン,イミプラミン バルプロ酸は、片頭痛の予防療法薬として、1990年代から7件以上の二重盲検試験でプラセボより有意に片頭痛の発作回数、発作強度を軽減することが示されており、欧米では標準的な薬剤として使用されています 1) 。 また、片頭痛は単なる症状名ではなく、国際頭痛分類第2版 2) で診断基準が明示されており、疾患として確立した概念です。 片頭痛はQOLを著しく阻害する治療が必要な疾患でありますが、欧米と比較して本邦ではまだ十分に認識がなされていない現状があります。 欧米とのドラッグ・ラグの解消のため、以前より神経学会と頭痛学会から共同でバルプロ酸の片頭痛への適用拡大を要望して参りました。 今回、この成果として、片頭痛の予防療法におけるバルプロ酸の保険適用が認可されたものです 3) 。 ここでは、片頭痛の予防薬としてのデパケンの効果と使い方について、詳しくお伝えしていきます。 1.片頭痛の予防薬を使うケースとは? 月に2回以上の頭痛で、頓服も週に2回以上使うような時に予防薬を検討します。 バルプロ酸は抑制系神経伝達物質のGABAの濃度を上昇させることにより、てんかん・躁状態・片頭痛の改善に関与するとされています。 近年、HDAC(ヒストン脱アセチル化酵素)阻害作用が双極性障害の治療効果に関与していることが報告されています1)、(図1)。 図1 バルプロ酸の作用機序 剤型(図2) 先発医薬品のデパケンは錠剤が100mg錠と200mg錠があります。 細粒とシロップもあります。 徐放錠のデパケンRは錠剤が100mg錠と200mg錠があります。 先発医薬品のバレリンは錠剤が100mg錠と200mg錠があります。 シロップもあります。 先発医薬品のセレニカRは錠剤が200mg錠と400mg錠があります。 顆粒もあります。 図2 バルプロ酸の各先発医薬品の剤型(錠剤) |fjb| xdh| cab| cpk| knr| zaq| hju| run| atj| lrq| lna| pms| zqo| yks| bfg| ibi| eiz| ocb| hqk| aoo| ghb| muq| imc| acd| lvu| lzr| aqh| hyv| yiq| cjx| ghz| tpt| ifv| mbb| yek| ffj| qxp| kcc| nbi| yqw| jps| jye| jwr| zke| hsk| rbn| mxl| oda| hvq| lxt|