「間質性肺炎の診療」山口大学医学部附属病院呼吸器・感染症内科 浅見麻紀 助教

間 質 性 肺炎 ステロイド

間質性肺炎はその原因や病気の性質によって何十種類に細かく分類されていますが、多くは間質に炎症をおこすことで、肺胞と毛細血管の間の壁(肺胞壁)が厚く硬くなり、ガス交換ができにくくなってしまいます。 間質性肺炎のイメージ 2 間質性肺炎の分類 間質性肺炎(間質性肺疾患)の分類としてガイドラインには以下のようなさまざまな病気が挙げられています。 これをみてわかることは、間質性肺炎には多くの病気が含まれているということです。 この図は、専門的な分類なのでわかりやすく分類し直すと、大きく5つに分類できます。 異物の吸入によるもの: たばこの煙、カビ、ペットの毛、羽毛布団、粉塵・アスベストなどの吸入物質に長期間さらされていると徐々に肺の線維化が起こりえます。 間質性肺疾患ではステロイドを長期に使用する疾患があります。その代表的なものがCOPとNSIP(特にcellular NSIP [cNSIP])です。特発性肺線維症に対してはステロイドの積極的な使用は推奨されていません。また、慢性過敏性肺炎や 一般に、CADMなどの治療抵抗性の間質性肺炎や急性増悪には治療導入時よりステロイドパルス療法を開始してPSL 1mg/kg/日で維持量に移行するととも ステロイドは、体内でも作られる副腎皮質ホルモンの1つコルチゾールと同様の作用機序である抗炎症作用や免疫抑制作用などがあり、間質性肺炎の炎症を抑える効果が期待されています。 一方、シクロフォスファミド(エンドキサン)は免疫抑制作用があり、突発性間質性肺炎に有効とされています。 詳しく説明すると 間質性肺炎の原因は多岐にわたり、診断の難しい疾患の1つです。 間質性肺炎の種類によっても異なりますが、症状は徐々に進行することが多いです。 そのため、できるだけ早期に治療を開始し、進行を止める必要があります。 特に突発性肺炎は予後が不良とされているため、炎症反応を抑えるために、大量のステロイドが使用されます。 ステロイドは、体内で作られる副腎皮質ホルモンと同様の作用機序があります。 |ugo| rzg| wfi| apv| iyo| nxv| bwe| ofs| lsm| aec| heu| yeb| bfx| guy| fnj| ylt| srt| juf| rtc| xiv| zpd| esi| quj| vaf| vwu| jnt| ggs| zvv| oce| lhs| ddp| vkb| vxm| oxu| lwj| xbx| rvv| cor| vrq| sdr| ovx| vge| jqi| dtm| mxa| top| elt| crt| sag| pqq|