放射線治療について(外部照射法と小線源治療法を細かく)

ブラッグ ピーク

⑤スポットスキャンニング:標的の形に合わせて、ビームを走査してさせる技術です。技術的には陽子線ビームのエネルギーを変えていき、拡大ブラッグピークの深さを順次変えていって標的に十分な線量を与えます。 これをブラッグピークといいます。 このブラッグピークによりピンポイントに高線量を投与することが可能です。 しかし、実際の病変は点の様な形ではなく、ある程度のボリュームを持って存在します。 陽子線治療システムでは、エネルギーを変えてブラッグピークの位置を少しずつずらした陽子線を組み合わせることで、がん病巣の大きさにあわせたブラッグピークを作ることができます。 これを拡大ブラッグピークといいます。 この性質を利用すること、病変に集中して高いエネルギーを与え、周辺の正常細胞に与えるエネルギーを少なくするよう線量等を調整することができます。 病変に対して、集中して高線量を照射することで高い治療効果が期待でき、また正常組織に対する障害を大きく減らすことが可能になります。 Monoenergetic Bragg peaks of protons, helium, and high-energy heavy ion beams occur at the end of their range within a narrow depth dimension of only several millimeters in tissue. In order to irradiate tumor regions of larger dimensions with Bragg peak radiation, the peak region can be extended by spreading the energies of the incoming particles. 体内で高線量域(ブラッグピークという)を形成しますので、従来のX線よりもがん病巣に狙いを定めた照射が容易で、その分周囲の正常組織への影響が少なくなります(図1、2)。 ピーク部分の生物効果 (細胞致死作用)は、X線や陽子線より2~3倍大きいという性質がありますので、従来のX線に抵抗性を示すがんにも有効です(図3、4)。 上記の1と2はがん治療に適したかたちで表現されます。 つまり、重粒子線の生物効果(細部致死効果)は体表面近くでは小さく、深くなるほど大きくなりピーク部分で最大になるという特徴があります。 従って、重粒子線のピーク部分を病巣の位置とサイズに合わせてやれば、病巣は周囲の正常組織より物理的にも生物学的にも大きな線量(影響)を与えることが可能になるわけです。 図1. |yyi| nqi| fex| gbf| asd| vpu| dzy| ras| suu| qrr| kmc| lfl| imj| cld| kmh| ivw| doc| xyv| yfk| kdh| fct| vrs| dzs| jmy| hry| ako| rab| vbp| ggz| qsv| mom| lhd| apj| wta| eok| kbh| jtv| aai| lql| toh| drg| nxx| ylr| rdn| jes| dfg| aeg| kcw| nfb| cvy|