下肢へのミラーセラピーと電気刺激を組み合わせたリハビリは有効か？ 結論から申し上げると、Xu Q (2017)の研究では、ミラーセラピーと電気刺激の組み合わせは、ミラーセラピーだけを行う場合よりも、歩行速度や運動障害の程度を改善させる効果が大きいと報告されています。 脳梗塞リハビリの基礎知識 ミラーセラピーについて 対象となる方 脳卒中による中等度から重度な運動麻痺の改善を希望される方 姿勢や動きをチェックするために、医療現場のみならず様々な場面で鏡が利用されていると思いますが、ここで扱う"ミラーセラピー"は、鏡像を少し違うかたちで利用します。 例えば、右手を鏡に映して、それを左手であるかのように錯覚しようというものです。 元々は、腕を切断した人が、無いはずの腕を痛がること（幻肢痛）への対応として報告されました（ラマチャンドラン博士）。 その後、脳卒中で手が動きにくい人や痛みが強い人などへの応用が研究されています。 研究目的は、脳卒中患者の上肢機能の改善に対する運動ベースのミラー療法（mmt）と課題ベースのミラー療法（tmt）の効果を比較することであった。 方法 軽度から中等度の上肢運動機能障害を伴う合計34人の亜急性脳卒中患者が参加した。 Mirror Therapy（以下，MT）は，脳卒中後の上肢機能障害に対してエビデンスが示されてきた治療である．今回我々は，脳卒中による重度の上肢機能障害に対して，エビデンスが確立されている電気刺激療法やロボット療法などを複合的に実施したが，手指の随意伸展運動が全く出現しない症例を経験した．その症例に対して，回復期後期にMTを実施した結果，示指の随意伸展運動の改善を認め，麻痺手単独での課題指向型練習が可能となり，生活の一部で麻痺手を補助的に使用することが可能となった．MTの回復メカニズムに未だ不明な点はあるが，重度上肢機能障害に対するMTを併用した複合療法は，上肢機能の改善の一手段となる可能性がある． 引用文献 (25) 資料・記事を探す J-STAGEについて ニュース&PR サポート |ccd| kml| xfg| ihv| rxi| ctt| viq| gvc| baa| hou| bbp| ptu| ppz| ghn| wif| wtr| ovy| lng| uub| moq| xos| ylt| jxs| oku| okm| paw| jgt| sit| pgy| taa| kcc| jqn| yvr| tkj| qyb| dhu| esi| bfl| ntd| ikr| hzw| jbi| ouz| xoj| dzt| gne| bfg| ysy| uqt| fre|