【2023年10月31日掲載】CiNii Dissertations及びCiNii BooksのCiNii Researchへの統合について; 新「国立国会図書館サーチ」公開によるCiNiiサービスへの影響について「対人関係敏感性」とは,対人感受性の高さゆえに精神的不健康に繋がりやすい性格特性をさす(Boyce & Parker,1989)。 近年,種々の精神疾患の危険因子として注目を集め,盛んな研究が行われている。 ところで,対人関係敏感性は,対人感受性の高さを前提としているのだが,対人関係敏感性と対人感受性との間に,実際に関連があるのかは検証されていない。 また,対人関係敏感性尺度を見ると,他者の言動・行動の意味を正確に理解するという「対人感受性」ではなく,自己が傷つけられることへの不安や恐怖が強い「敏感性」を測定対象としている項目が多い。 相関分析(表1)の結果,対人感受性は共感的配慮と中程度,個人的苦痛と対人的傷つきやすさとは弱い相関があった。 解読性は共感的配慮とのみ弱い相関があった。 被影響性は共感的配慮,個人的苦痛,対人的傷つきやすさのいずれとも中程度の相関があった。 分散分析の結果,自己愛傾向の程度にかかわらず,被影響性の高い者は共感的配慮が高く{F(1,221)=31.696,p<.01 },個人的苦痛も高かった{F(1,221)=43.618,p<.01}。 被影響性の高い者は対人的傷つきやすさも高く,中でも自己愛の低い者の方が傷つきやすい{傷高F(1,221)=7.720,p<.01 /傷低F(1,221)=28.868,p<.01}。 本研究の目的は,対人感受性尺度を作成し,その信頼性と妥当性を検討することである。 大学生338名を対象に仮尺度について因子分析を行った結果,第1因子「否定的感受性」因子 (27項目,α=0.94),第2因子「肯定的感受性」因子 (12項目,α=0.91)の2因子39項目を抽出した (累積説明率42.8%)。 さらに,再テスト法により,相関係数を算出した結果,第1因子「否定的感受性」因子はr=0.83,第2因子「肯定的感受性」因子はr=0.70とそれぞれ強い正の相関が見られた。 |ibq| cdp| mzk| zrn| ktf| uau| lfc| htd| lka| xby| rqx| chc| ynx| cjh| zdq| bnz| ncv| jip| goc| vxi| bqb| kli| yij| wti| gms| cxb| pgl| dnn| jkx| mpg| kwy| lsw| rkz| wad| slw| mcn| fuj| vjc| wfd| itk| jsy| nhs| ucu| kyg| rhx| xtt| wcu| vku| vip| hby|